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【体験談】地域おこし協力隊インターン(井上陸仁さん)

最終更新日:2024年07月12日

井上陸仁さん(地域おこし協力隊インターン経験者)による体験談

令和6年(2024年)3月に、甘楽町で地域おこし協力隊インターンに参加された井上陸仁さんの体験談をご紹介します。

井上さんトップ写真
                     (写真提供:三瓶弘輝さん)

井上さんは、東洋大学SDGsアンバサダーとしても活動をしており、由比ガ浜のビーチクリーン清掃、富士山の樹海清掃、能登の募金活動などボランティア活動経験もこれまで数多くされ、人とのつながりの大切さや、人とつながることに魅力を感じておられます。

甘楽町でも、インターンで過ごした2週間だけでなく、その後もご縁を大切にしてくださり、令和6年5月、そして6月と2ヶ月連続で甘楽・富岡地域に戻って来られました。

井上さんの体験談、ぜひご一読ください。

甘楽町での地域おこし協力隊インターンについて

井上さんが地域おこし協力隊インターンを知ったのは、東洋大学のアプリによる募集でした。

大学
2年生の春休みで、彼としても初めてのインターンは企業ではなく、自治体での地域づくりがいいと思って応募しました。東洋大学からは同時期に、井上さん以外にも初対面の2名が参加していました。


3月の3人
                     (写真提供:三瓶弘輝さん)

キャンパスも学年も異なる
3人でのインターンだったので、最初は心配もあったのですが、お互いが協力しあう必要があったことで、良き仲間として絆を深めることができたのが良かったです。

地域おこし協力隊インターンとして主として取り組んだのは、放課後こども教室・学童保育で、実際にやってみて楽しかったです。

小さい子と関わる経験は、現代社会では保育士とか専門職でないとできないので、インターン期間中、素直な子供たちと接することで、自分が気づかないことなどを学ぶことができました。

例えば、読み聞かせをやったのですが、単に読むだけだと子どもたちの興味を引き続けることが難しかったです。読むことにも創意工夫を入れ込む重要さを学べたことも貴重な経験だったと思います。

自分が人生で初めて日本酒を飲んだのは今回の甘楽町滞在中で、甘楽町にある聖徳銘醸という酒蔵がつくっている「甘楽niひとめぼれ」という日本酒でした。

まず、一口飲んだ時その飲みやすさに驚きました。日本酒は香りにキツイ印象があったのですが、「甘楽niひとめぼれ」は口当たりが滑らかでむせるような香りではなく清涼感のあるものでした。

甘楽の良い米と綺麗な水、生産者の温かい思いが作り出した日本酒であると感じました。

今回、その日本酒のお米を提供している農家さんである甘楽町の中里さんとの飲み会の機会がありました。「甘楽niひとめぼれ」がつくられた背景や飲み方を知ることができ、お酒造りの深さを実感し、共に同じものを飲むことで人とのつながりを感じられました。

また、甘楽町役場福祉課こども係の職員の方々、群馬県議会の牛木義先生、甘楽町議会の吉田恭介先生たちと、それぞれ飲んだ時間があったことも良かったです。そうした方々が、学生目線からの発言をきちんときいてくれたことが嬉しかったです。

地域の人たちとリラックスして交流できるということでも、飲み会に参加できる意義は大きいと思います。会議の場では得られない話を聴くことができるので、そうした飲み会の機会は、今後のインターンの方々もぜひ参加すべきだと思っています。

何(なん)にもしない合宿

今回インターン期間中に、「何(なん)にもしない合宿」に参加しました。

「何にもしない」ということの意味が最初はわかりませんでしたが、参加してみて、「大人が何もしない」ということで、子どもたちが自分たちで自由に遊ぶという自主性が発揮されている時間となっていることが印象的でした。

自分が学童保育で合った生徒さんたちが、自分を見つけて笑顔で呼びかけてくれたこともうれしかったです。

何にもしない合宿(井上さん)

                     (写真提供:三瓶弘輝さん)

この時間では、子どもたちと親も一緒に遊んだり、大人たち同士でも語り合ったりする時間でもあり、良き交流の場でもあると感じました。

ぜひとも継続して関わりたいと考えて、令和6年(2024年)6月に開催された何にもしない合宿にも参加しました。甘楽町では4回目の開催で、リピーターで参加する生徒たちが多く、「この行事が甘楽町の学校関係イベントで最も楽しい」と語る生徒もおりました。

大人が何にもしないので、子どもたちに指示や指導する人がおりません。そこにいる大人は「友だちの親御さん」でしかいないという環境が良いのだと思います。

体育館で泊まることができるというのも、子どもたちにとって貴重な経験だと思います。甘楽町は小学校が3校あるのですが、全ての小学校から、異なる学年の子供たちが集まる機会という意味でも、社会教育の場だと感じました。

インターンをとおして感じたこと、学んだこと

甘楽町での地域おこし協力隊インターンでは、メインのプログラムはあるものの、参加するインターン生のやりたいことを可能な範囲でやらせてもらえることが魅力です。

自分から掴みにいくという自主性が発揮されるのは、甘楽町でのインターン制度の特徴であると思います。

また、インターン生として活動を終えた後でも、自分が望めば甘楽町に再度来ることも歓迎いただけるのは、素直に嬉しいです。

インスタグラムでの発信も、一緒に過ごしたインターン生たちから発信方法を学ぶことができたのも良かったです。

甘楽町での地域行事(さくらウォーク、武者行列)に参加した際も、甘楽町長や、来賓の在京ニカラグア国特命全権大使とも会話する機会もありました。

人のつながりがあって、気にかけてもらえるのが嬉しかったです。

いろんな活動をする際に、初めましてなのに、あたたかく接してもらえるのが、甘楽町の良いところだと感じました。

井上さん報告

インターン生として活動費をいただき、業務委託として責任感をもてたことが、ただ2週間過ごすだけでなく、より活動に積極的になれるのだと実感しました。

そうして取り組んだことや、自分たちの発言が町内で共有され、小さいながらも影響力を持っているということにも驚きました。

また機会をつくって、自分ひとりだけじゃなく、他のインターン経験者たちと甘楽町に戻ってきたいと考えています。

井上さんによる甘楽町のおすすめ体験・飲食店

「小幡七福神めぐり」がお勧めです。

道の駅で色紙を買って、城下町小幡を中心に町内7箇所の寺院に祀られている七福神(大黒天、恵比寿、毘沙門天、寿老人、福禄寿、布袋尊、弁財天)を参拝し、専用の色紙に御朱印を集めながら巡るというものです。

自分は電動自転車で七福神を訪れたのですが、自電車で走っている道中で、人生で初めて牛舎を目の当たりにしたり、地域にあるお店を発見するなど七福神以外でも楽しかったです。

7つのお寺の違いや、お寺から行くことができる連石山トレイルコースや紅葉山公園も訪れたりして、インターン期間中、数日かけて巡っていろんな発見と達成感がありました。

食事では、富田製麺が提供している「ミニチキン丼」が美味しかったです。うどん屋なのにどんぶりまでもが美味しい。ぜひ食べていただきたいです。

また、安定の美味しさがある「食事処つちや」の定食メニューも気に入っています。

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