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【体験談】地域おこし協力隊インターン(瀧川航生さん)
最終更新日:2024年07月12日
瀧川航生さん(地域おこし協力隊インターン経験者)による体験談
瀧川さんの父の祖父母は島根県出雲市出身です。
大学に入ってから出雲市に里帰りしてみると、自分が小さなころに賑わっていた印象があった駅前でも、現在はシャッター商店街になっていたりしていました。そうした経験から、地域が衰退していくことに対して、何ができるか考えてみたいと思っていました。
ところが、地方創生や地域活性化についての経験をしてみたいと思っていましたが、地方創生関係では学生が関われるプログラムを見つけることが困難でした。
そんなタイミングで、個人が関われる地域おこし協力隊インターン募集の情報を見つけ、就活前の2年生の3月というタイミングにやってみたいと応募しました。
大学の講義で地域づくりや公民連携の政策を学ぶことがあったのですが、実際に地域に入ったのは初めて。
そんな瀧川さんの体験談をご一読ください。
甘楽町での生活で印象に残っていること
振り返って感じるのは、「甘楽町の住民のあたたかさ」を実感します。
消費生活センターの和田さんと寸劇をやったときに、地域住民から感謝してもらえたことや、消防団や近隣地域の方々の飲み会などで、大学生である自分に対しても甘楽町の皆さんがオープンに受け入れてもらえたことが印象に残っています。
インスタグラムでの甘楽町の魅力発信も行いました。自分も初めてのSNSで発信するという取り組みでしたが、楽しみながらすることができました。
実際に甘楽町に行って自分が感じた魅力を自然とみんなに知ってほしいと思っていましたので、インスタグラムで魅力を伝えるための発信をすることが業務になっていたのはとても良かったです。
いまでもフォロワーが少しずつ増えてはいるので、また何かの機会に甘楽町を訪問して、インスタグラムで伝えてみたいと思っています。
また、日中のインターン活動だけでなく、アフターファイブでの飲み会で学んだことや語り合ったことは、昼の活動を超えるほど得るものが大きかったです。
日中の活動で関われない地元の方々とフラットに語り合えることや、その方々の現場の話を聴けたのは良い経験でした。
そうした話を聞いて、自分が一歩踏み出すきっかけになりましたし、飲み会での会話から地域を考えるきっかけになったので、世代を超えて多様な方々と関われた時間も、とても良かったです。
放課後こども教室・学童保育に取り組んで気づいたこと
この地域おこし協力隊インターン期間で、自分が主として取り組んだのは、放課後こども教室と学童保育でした。
最初に、インターンでのプログラム説明をいただいた際に、「学童保育に関わる」と聞いたときには、正直なところ、この取り組みが地域おこしや地域活性化との関係があるのかわかりませんでした。
実際にやってみて、生徒のお迎えに来られている保護者の方々と話すと、学童があるから安心して子供たちを任せることができ、保護者が仕事に集中できるなど、地域生活の日常を支える事業であることを実感し、そこにやりがいを感じました。
甘楽町の子どもたちや子どもたちに関わるサポーターさんたちと接した時に感じた人との温かさに触れて、任せてもらえるということに対する期待に応えられるようにしたいと思いました。自分たちにしかできないことを精いっぱいやりたいと思っています。
放課後こども教室や学童保育に関わる甘楽町の住民たちから、自分に興味をもって話しかけてきてくれたことが嬉しかったです。また、実際に甘楽町についてのリアルな意見を聞けたのが良かったです
何よりも、子どもたちの素直さが印象に残っています。その素直さが人を動かすということを実感しました。人見知りである自分が楽しく関われたのは、子どもたちが素直に行動してくれたおかげだと感謝しています。
自分が教員を目指すようになったのは、高校3年間、英語の授業でもお世話になった担任がいたからでした。自分のことをよく理解してくれたことで信頼関係を築くことができ、苦手だった英語を克服できただけでなく、人としても成長することができました。
しかし、大学において教職の講義を受けている中で、教員を志したきっかけを忘れかけていました。
今回、甘楽町での放課後こども教室と学童保育に関わることで、2週間と短い期間でしたが、子どもたちが興味を持って話しかけてくれたり、勉強をしたり、遊んだりしているうちに、子供たちと信頼関係を築くことができたと実感しています。
また、ある子が、僕も将来は先生になりたいと最終日に伝えてくれて嬉しかったです。実は、その子からは感謝の言葉と、先生になるの頑張ってくださいというお手紙をいただきました。
嬉しくて、その手紙は今も自分のスマホカバーの中に入れています。
この2週間をとおして、教員を目指す原点を思い出すことができました。そして、子どもたちの未来に資する取り組みを、将来の自分の仕事としても考えています。
インターンをとおして感じたこと・学んだこと
甘楽町で素晴らしい経験をすることができたので、自分はインターンが終わってからも、実は、2回も甘楽町に戻ってきています。
甘楽町に戻ってきたときに、自分を待っててくれる子どもたちや地域住民がいることは、とても嬉しい事実です。
甘楽町でのインターン期間中の住居がシェアハウスと聞いて、2週間知らない人たちと暮らすことに対して不安もありました。
しかしながら、鍵付きで個室で過ごせたおかげで、キッチンやお風呂など共用スペースがありつつも、プライベートが保たれているのが良かったです。
シャワーの水圧が弱かったり、毎日のように電源ブレーカーが落ちたりしたこともありましたが、それも含めて楽しい思い出でした。
甘楽町では、電動自転車で町内を巡ることができたのも良かったです。自転車で走っていると、町の方々も興味をもってくれて会話をすることもありました。
甘楽町でおすすめの場所・飲食店
小幡八幡宮を登ったところにある展望台から甘楽町を一望できる光景が、印象に残って大好きな光景です。
飲食店はどこも美味しいです。
その中でも、自分は特に「福寿司」が印象に残っています。料理もとても美味しいですし、店主さん、ご家族の方々とも個人的な話をすることができるアットホームな雰囲気が素晴らしいです。
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