ホーム > 【体験談】地域おこし協力隊インターン(高瀬陽生さん)
【体験談】地域おこし協力隊インターン(高瀬陽生さん)
最終更新日:2024年07月12日
【体験談】地域おこし協力隊インターン経験者による体験談
甘楽町では、令和5年(2023年)8月から、地域おこし協力隊インターン事業を実施しております。
令和6年(2024年)6月現在、15名の方々が、甘楽町での地域おこし協力隊インターンとして活躍されてきております。
具体的にどのような取り組みをしてきたのか、甘楽町でのインターン経験者による体験談を掲載いたします。
ご一読いただければ幸いです。
1.甘楽町での地域おこし協力隊インターンとして取り組んだ農作業
甘楽町での地域おこし協力隊インターンに参加するきっかけは、2023年12月に大学のアプリで甘楽町の地域おこし協力隊インターンの情報が流れてきたことでした。
将来的にも地域おこし協力隊になることも選択肢の一つとして考えていたため、参加してみたいと応募をしました。
自分の好きな田園風景を形作っているのは農業なので、地域の景観を守るという意味でも自分が農業に関わるとしたら何ができるのだろうかと考え、甘楽町で農家さんのところで取り組みたいと、役場職員に提案しました。
そして、地域おこし協力隊の高さんを通して、有機農業農家の依田さんの畑の空心菜の根っこ取り作業を半日手伝うことができました。普段は3日かかる作業らしいですが、依田さんご夫妻と高さん、自分の4人で作業したところ半日で終えることができ、大変感謝されました。
その作業をした中で、自分はそれまで野菜をスーパーで買うということでしか農業に関わることはなかったので、農業とは力仕事であり、非常に根気がいる仕事だったということを身を以て実感しました。
他方、後日、依田さんと道の駅に行った際に、有機野菜が多く売れ残っているの見て、こんなに手間をかけていて美味しい野菜なのに、中々手にとってもらえていないという現実を目の当たりにして、残念な気持ちになりました。
依田さんは高齢であることから近々引退を考えていると聞き、若い学生が何らかの形でイベントを開催して農作業のお手伝いをするなどして、依田さんを応援する道はないかと考え、甘楽町役場にも提案しました。
インターンを終えて町を離れてからも、自分が甘楽町に戻ってくる時には依田さんご夫妻と再会する時間もつくり、また電話でちょくちょく話したりもしています。
人生の先輩である依田さんご夫妻と話すことが、自分にとって貴重な時間であると感じております。
(依田さんご夫妻と高瀬さんとの記念写真)
また、3月末にさくら祭りで戻ってきた際に、甘楽ふるさと農園管理組合長の吉田恭一さんのところで下仁田ネギの苗植えをしました。
ネギの苗植えは、手作業でずっとかがんだ状態で作業をするため、とても腰が痛くなりました。それでも吉田恭一さんは自分よりもはるかに多い量の苗植えをしていることに、経験値の差を感じました。
ネギの植え方、歩く場所など、そうした細かなことにも気をつけなければいけないということに農業の奥深さを感じ、普段野菜を買っている消費者として、地道な作業を毎日のようにこなしている農家さんには感謝しかないと思いました。
(農作業を終えて吉田恭一さん、高さんと記念に1枚)
2. 甘楽町第20区若連会の神輿担ぎに参加して感じたこと
3月9日(土)に地元の方々20名程度と、8時~16時まで神輿をかついで地域をめぐり、休憩場所でお酒を嗜みながら巡回するイベントに参加しました。また、打ち上げが地元の居酒屋「福寿司」であり、そこで若連会の方々と楽しく飲みました。
「若者と年配の方々が一緒にお酒を飲める場があることが貴重。飲みの場でしかきけない話があり、こういう場こそ大事」と、若連会の30代の方が語っていたことが印象的でした。その方と、一緒に肩を組みながら帰宅したのもいい思い出です。
翌日3月10日(日)は笹森稲荷神社例大祭の本祭で、神輿を担いで山車と一緒に笹森地区を巡りました。そして終了後、笹森稲荷神社の境内で簡単な打ち上げがありました。
すべてを終えて自宅に戻ったところ、若連会の方々がとある家のテラス・デッキでくつろいでいる姿がみえました。その後、自分も呼ばれてその方のご自宅で飲食をともにしました。
話して、笑って、飲んで、語るなど、とにかく楽しい時間を過ごせました。こんな風に、ご近所のご自宅にあがってみんなで飲み会をするという住民同士の家族的な付き合いが、甘楽町ならではの文化だと思います。
インターンを終えてからも、地元の方々から役場職員に対して、「高瀬は元気か」と聞いてくると伺いました。こんな風に自分に対して好印象を持ってくださったようで、とても嬉しく感じます。
3. 地域おこし協力隊インターンを通して感じたこと、学んだこと
自分はこれまで人と話すということに対して後ろ向きで内気な面がありましたが、今回のインターンでの経験として、甘楽町の人たちと交流を重ねていくにつれ、人と話すことや挑戦する気持ちの大切さを実感しました。
また、農業の現状を目の当たりにしたことから、今後の地方創生には農業の促進が重要になってくると考えました。
自分のインターンの活動がのびのびとできたことも、これまでのインターン生たちの活動の評価のおかげであるので、自分も今後のインターン生が活動しやすくなるようにがんばっていきたいと思っています。
4. 甘楽町での地域おこし協力隊インターンのおすすめポイント
甘楽町は町全体が一つの家族のようで、歳が離れている方でも温かく学生に接してくれます。
町を歩けば皆が友達のように話しかけてくれるので、知らない地域に飛び込むことが不安な方も、すぐに甘楽町に溶け込むことができると思います。
また、このインターンは十分な活動資金を支給してくださるので、甘楽町の住民として消費をし、甘楽町の飲食店を応援できるということも魅力の一つです。
私はこの活動資金を利用して、甘楽町の飲食店をほぼ制覇しました。どのお店も絶品なのでぜひ食べてみてください。私のおすすめは役場前にある「SEEDS」というレストランです。
関連リンク
サイト内リンク用アイコン で表示されているものは、甘楽町ホームページ内のページです。
外部リンク用アイコン で表示されているものは、外部サイトです。外部サイトは別ウィンドウで開きます。
このページへのお問い合わせ
総務課 地域魅力化特命室
住所:〒370-2292 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡161-1
電話:0274-64-9310
ファクス:0274-74-5813