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イタリア海外駐在員だより Vol.134

最終更新日:2026年09月24日

イタリア・チェルタルド市から海外駐在員の便りをお届けいたします

 甘楽町海外駐在員、イタリア・チェルタルド市在住の稲葉美代子さんからの便りをお届けいたします。

 第134回のお話しは、南イタリアの結婚披露宴の様子についてです。

画像:チェルタルドパノラマ 

伝統を映す南イタリアの結婚披露宴


 甘楽町の皆さま、ボンジョールノ ! ( こんにちは!)


 季節は進み、一年で最もお月さまが美しい秋分の頃を迎えました。こちらチェルタルドでは、毎年恒例のブドウの収穫が行われる九月を過ごす中で進む秋を実感するのですが、同様に毎年行われる「カランブル」という地区対抗の中世のゲーム競争大会の開催が、この土地における日々の暮らしにおいて九月の秋を実感することになります。先日、実際に多くの市民の参加を得て開催された「カランブル」では、「ヴィカーリオ」地区が優勝し熱気に包まれた大盛会となりました。
 さてそんな中、過日、主人の姪の結婚式及び披露宴に招待されたため、主人の故郷である南イタリアのカンパーニア州に家族で行きました。結婚式はイタリアの伝統スタイルである教会での挙式でしたが、後に続く結婚披露宴においては200名が招待され、大きなテーブルが披露宴の会場いっぱいに並び、とても華やかな雰囲気に包まれていました。
 食べきれない程のフルコースの数々の料理とともに、途中音楽演奏や踊りを交えた披露宴が9時間程続き、フィナーレは花火が打ち上げられて、初めて南イタリアの結婚披露宴に出席した私は、限りなく盛大に祝うそのスタイルに正直驚くばかりでした。しかし南イタリアにおいて、昔から受け継がれてきた伝統を映すスタイルと言われる、このような結婚披露宴を直に体験することができたことは、自身が暮らすトスカーナ州のそれとは異なる文化やメンタリティーをダイレクトに知ることができ、各地域に存在する多様性に満ちたイタリアの伝統文化の魅力に対する大切な気づきを得た私であります。



収穫を待つワインの原料となるブドウ(チェルタルド市近郊)
色づき始めた柿
▲収穫を待つワインの原料となるブドウ(チェルタルド市近郊) ▲色づき始めた柿
中世のゲーム大会「カランブル」開催の様子(ボッカッチョ広場)
結婚式が挙式された教会の様子
▲中世のゲーム大会「カランブル」開催の様子(ボッカッチョ広場) ▲結婚式が挙式された教会の様子
結婚披露宴フィナーレの花火
200名が招待された結婚披露宴の様子
▲結婚披露宴フィナーレの花火 ▲200名が招待された結婚披露宴の様子


在イタリア・チェルタルド市

甘楽町海外駐在員 稲葉美代子

 

 

稲葉美代子さんプロフィール

 愛知県出身。
 日本で大学院修了後、1997年シエナ外国人大学に留学、チェルタルド市に住み始め、以来チェルタルド市に在住。
 イタリア人男性と結婚し、現在は娘さんと3人家族。
 2013年チェルタルド市国際文化交流推進協会設立当初より入会。
 チェルタルド市で日本語講座を開催するほか、甘楽町との姉妹都市交流に携わって来た。
 2014年チェルタルド市の使節団団員として来町。
 2015年6月、甘楽町海外駐在員に任命。
 2019年11月、甘楽町発足60周年特別表彰。

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