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イタリア海外駐在員だより Vol.128

最終更新日:2026年03月25日

イタリア・チェルタルド市から海外駐在員の便りをお届けいたします

 甘楽町海外駐在員、イタリア・チェルタルド市在住の稲葉美代子さんからの便りをお届けいたします。

 第128回のお話しは、稲葉さんが出会った「永遠の都・ローマ」と呼ばれるに相応しいあるスポットについてです。

画像:チェルタルドパノラマ 

悠久の歴史と現代が融合する場所


 甘楽町の皆さま、ボンジョールノ ! ( こんにちは!)


 春分も過ぎ、本格的な春の日差しの中にぬくもりが感じられる頃を迎えました。こちらチェルタルドでは、緑の草に覆われた野原一面に可愛い白色のマーガレットが咲き、春色の花々が咲く木々の風景が目に留まる度、春を実感する今日この頃です。

 さてそんな中、過日在イタリア日本国大使館における所用のためローマを訪れました。今回は都合上、数時間のみというとても短いローマ滞在でしたが、その中においても、「永遠の都・ローマ」の姿を心に実感した場所に遭遇しました。それはまさに地下鉄A線の「レプッブリカ駅」の改札口へ続く地下通路のとある場所です。広場から地下に続く階段を下りていき改札口へ行く途中の脇の壁に、古代ローマ帝国におけるディオクレティアヌス皇帝( 紀元245-316)の時代に実行された巨大浴場建設のために取り壊された
居住区跡の遺構が、地下鉄工事の際に発掘されたまま展示されているスポットがあります。ローマの地下を掘り起こせば、古代ローマ時代の遺跡や遺構に出くわすと言われますが、実際そのために線路を敷くために地下の奥深くまで掘り下げなくてはならないのだということを、改札口から線路ホームへ続くとても長いエスカレーターに乗ることで実感します。
 また、最近部分開通したローマの地下鉄C線に「博物館駅」という駅ができ、地下鉄工事中に発掘された貴重な古代ローマの遺構や遺産を駅構内に展示された地下博物館のような観光スポットとして新たに人々の注目を集めています。約2800年の歴史をもち、古代ローマ時代から現代に至るまで政治、文化、宗教の中心として、一度も完全に滅びることなく在り続けている都市・ローマ。「永遠の都・ローマ」と呼ばれるに相応しい、その悠久の歴史と現代が融合する唯一無二のまちとして、永代に生き続ける姿を現代の日常の中で触れることができるという事に、心を魅了される私であります。



レプッブリカ広場.jpg
地下鉄の線路ホームへ続くエスカレーター(レプッブリカ駅).jpg
▲レプッブリカ広場 ▲地下鉄の線路ホームへ続くエスカレーター(レプッブリカ駅)
歴史と現代が融合する場所(地下鉄レプッブリカ駅地下通路).jpg
レプッブリカ駅の外観(地下鉄A線).jpg
▲歴史と現代が融合する場所(地下鉄レプッブリカ駅地下通路) ▲レプッブリカ駅の外観(地下鉄A線)
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▲ディオクレティアヌス帝の大浴場遺跡(1) ▲緑の若草に覆われ始めた大地


在イタリア・チェルタルド市

甘楽町海外駐在員 稲葉美代子

 

 

稲葉美代子さんプロフィール

 愛知県出身。
 日本で大学院修了後、1997年シエナ外国人大学に留学、チェルタルド市に住み始め、以来チェルタルド市に在住。
 イタリア人男性と結婚し、現在は娘さんと3人家族。
 2013年チェルタルド市国際文化交流推進協会設立当初より入会。
 チェルタルド市で日本語講座を開催するほか、甘楽町との姉妹都市交流に携わって来た。
 2014年チェルタルド市の使節団団員として来町。
 2015年6月、甘楽町海外駐在員に任命。
 2019年11月、甘楽町発足60周年特別表彰。

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