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イタリア海外駐在員だより Vol.124

最終更新日:2025年11月28日

イタリア・チェルタルド市から海外駐在員の便りをお届けいたします

 甘楽町海外駐在員、イタリア・チェルタルド市在住の稲葉美代子さんからの便りをお届けいたします。

 第124回のお話しは、ローマに現存するコロッセオが建つ場所にある、古代ローマ史を語る存在である石畳についてです。

画像:チェルタルドパノラマ 

古代ローマ史を語る石畳


 甘楽町の皆さま、ボンジョールノ! ( こんにちは!)

 
 早、霜月も過ぎ去ろうとする中、こちらイタリアでは北イタリアを中心に初雪の便りが届く頃となり、冬が駆け足で近づいてきている今日この頃です。

 さてそんな中、先日所用のためローマを訪れました。ローマの玄関口であるテルミ二駅に降り立つと、その瞬間から政治及び世界的な一大観光都市としてその姿を誇るイタリアの首都・ローマの凛とした空気に身が包まれ、非日常を体感することも事実です。当日は幸運にも所用が無事に順調に済んだこともあり、普段乗ることがない地下鉄を利用し、また路線を乗り換えして移動しつつ、ローマの街中に点在する貴重な歴史的遺産のモニュメントを見学する機会に恵まれました。古代ローマの象徴であり、その歴史を語る遺跡や遺産の建造物が今なお多く現存する中、特にコロッセオはその代表的なもののひとつとして有名です。
 しかしそのコロッセオが建つ所に、同様に古代ローマ史を語る貴重な石畳があります。その石畳は、コロッセオ建設と同様に当時地中海を制覇したローマ帝国の広大な全領土から集められた何万人もの奴隷たちの人力によって造られたものと言い伝えられています。眼前に見える巨大なコロッセオの姿に目を奪われるのは言うまでもありません。しかしその場所に造られた石畳も、今なお古代ローマ史を語り続けている存在であることはとても興味深く、また石畳は、その連続する柄から「繁栄」や「永遠」を象徴し、昔から縁起の良い模様と言われていることも事実です。
 古代ローマ帝国の権力の象徴・コロッセオの場所に石畳を造ったのは、古代ローマ帝国の永遠の繁栄を願う意も込められていたのだろうか、と、ふとその石畳に足を置いた時にそんな想いに駆られた私であります。

 

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▲ローマの玄関口・テルミニ駅 ▲ローマの街角(焼き栗売りの露店)
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▲古代ローマの象徴・コロッセオ(1) ▲古代ローマの象徴・コロッセオ(2)
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▲古代ローマ史を語る石畳(1) ▲古代ローマ史を語る石畳(2)
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▲石畳 (繁栄と永遠の象徴) ▲地下鉄B線・コロッセオ駅の様子


在イタリア・チェルタルド市

甘楽町海外駐在員 稲葉美代子

 

 

稲葉美代子さんプロフィール

 愛知県出身。
 日本で大学院修了後、1997年シエナ外国人大学に留学、チェルタルド市に住み始め、以来チェルタルド市に在住。
 イタリア人男性と結婚し、現在は娘さんと3人家族。
 2013年チェルタルド市国際文化交流推進協会設立当初より入会。
 チェルタルド市で日本語講座を開催するほか、甘楽町との姉妹都市交流に携わって来た。
 2014年チェルタルド市の使節団団員として来町。
 2015年6月、甘楽町海外駐在員に任命。
 2019年11月、甘楽町発足60周年特別表彰。

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