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イタリア海外駐在員だより Vol.67

最終更新日:2020年12月18日

イタリア・チェルタルド市から海外駐在員の便りをお届けいたします

 

 甘楽町海外駐在員、イタリア・チェルタルド市在住の稲葉美代子さんからの便りをお届けいたします。

 第67回のお話は、クリスマス期真っただ中において、チェルタルドの街角のバールで出会った、ある独創的なクリスマスツリーを取り上げ、心に感じたこと等についてのお話です。 


画像:チェルタルドパノラマ 

時を映す鏡

 甘楽町の皆さま、

 ボンジョールノ!(こんにちは!)
 

 気が付けば師走の月も下旬となり、年の瀬を感じる候ですがいかがお過ごしでしょうか。

 早いものでクリスマスが間近に迫り、こちらチェルタルドは、今年も毎年恒例の巨大なクリスマスツリーがボッカッチョ広場(中心広場)に登場し、メインストリートにイルミネーションが灯り、コロナ禍の夜空に明るい光の彩りを放つ素敵な光景を眺められる今日この頃です。

  

イルミネーション   クリスマスツリーとボッカッチョ像

イルミネーションが灯るメインストリート(チェルタルド)

巨大なクリスマスツリーとボッカッチョ像

 

 さてそんなクリスマス期になると、そのシンボルであるクリスマスツリーが日常生活の至る所で目に留まります。サイズも素材もさることながら、多種多様な飾りが特徴的で、そんなツリーの姿からイタリア人のツリーに対する想い入れや独創的なセンスを感じ取ることができるため、とても興味深いものであります。

 

光の彩り
光の彩り

 

 先日、チェルタルドの街角にあるバールに行き、エスプレッソをテイクアウトした際、そこで出会った、ひとつのクリスマスツリーにとても心を惹かれました。華やかさというより、むしろ斬新的な飾りに心がハッとして、オーナーから「テイクアウトサービスのみ許可されているコロナ禍の今を表現したくて思いついた」と伺った時、まさに時を映す鏡のように思えて、そのオリジナリティー溢れるセンスとアイデアに感染を刺激された私であります。

 

時を映す鏡
時を映す鏡

 

 今年もイタリア駐在員だよりを読んで下さり誠にありがとうございました。

 この場をお借りしまして心より御礼申し上げます。

 コロナの感染拡大が続く中で2020年が過ぎ去ろうとしていますが、来たる新しい年が、皆さまにとり幸多く心穏やかに過ごせる年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

 来年も何卒よろしくお願い致します。

 

 星にコロナの収束を願いつつ・・・BUONE FESTE!

 どうぞ良いお年をお迎え下さい。 

 

 

 

                                         在イタリア・チェルタルド市                     

                                          甘楽町海外駐在員 稲葉美代子

 

稲葉美代子さんプロフィール

 愛知県出身。
 日本で大学院修了後、1997年シエナ外国人大学に留学、チェルタルド市に住み始め、以来チェルタルド市に在住。
 イタリア人男性と結婚し、現在は娘さんと3人家族。
 2013年チェルタルド市国際文化交流推進協会設立当初より入会。
 チェルタルド市で日本語講座を開催するほか、甘楽町との姉妹都市交流に携わって来た。
 2014年チェルタルド市の使節団団員として来町。
 2015年6月、甘楽町海外駐在員に任命。
 2019年11月、甘楽町発足60周年特別表彰。

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