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イタリア海外駐在員だより Vol.39

最終更新日:2018年08月28日

イタリア・チェルタルド市から海外駐在員の便りをお届けいたします

 

 甘楽町海外駐在員、イタリア・チェルタルド市在住の稲葉美代子さんからの便りをお届けいたします。

 第39回は、「姉妹都市青年交流」についてのお話です。 


画像:チェルタルドパノラマ 

日常の枠を超えた新しい友情を生んだ青年交流

 

 甘楽町の皆さま、ボンジョールノ !  (  こんにちは !  )

 

 私が住むチェルタルドでは、まだ日中肌を刺すような太陽の光が降り注ぎ暑さも残っています。またワインの原料となるブドウが美味しそうに色づき、収穫されるのを待っているかのようなブドウの房が、豊かに実る田園風景を眺められる今日この頃です。残暑が続く中でも季節は確実に歩を進めているのかなと感じています。

        初秋の田園風景        初秋の色に染まるブドウ

              初秋の田園風景                    初秋の色に染まるブドウ

 

 さてそんな中、今年は姉妹都市青年交流の年にあたり、この度甘楽町中学生研修団をお迎えしました。

 

 到着日、少し緊張気味で硬い表情をしていた子ども達でしたが、ホームステイ3日目の夕方に、あるホストファミリーのマンマ(お母さん)から届いた一枚の写真に写っていた両市町の子ども達の喜びに満ちた表情を見た時、今年の相互姉妹都市青年交流を通じ、日常の枠を超えて生まれた新しい仲間同士を繋ぐ新たな友情の深まりと一体感を瞬時に心に感じました。

                  新しい友情

                          新しい友情

 

 普段の多忙な生活の中で時間的余裕がなく、やることが難しい遊びを屋外で思いっきり楽しみ、解放感を満喫しているかのようで微笑ましく思えました。言葉の壁や習慣文化の違いがあっても、心が通い合う交流の絆の存在を感じました。

 

 子ども達には「普通」という感覚が異なる国へ行くことは勇気がいる事でしょうし、日常外の世界に接することに戸惑いを感じるかもしれません。でも子ども達が喜ぶことを可能な限りしてあげたいと常に考えていたホストファミリーの皆さんの無償の愛を受け取り、戸惑いや不安な気持ちを乗り越えて新しい仲間と友情の絆を得た経験が、今後の人生を歩むうえでかけがえのない大切な宝となるよう願ってやみません。

 

チェルタルドで沢山の素敵な笑顔を見せてくれた研修団員の子ども達に・・・Thanks !

  

 

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在イタリア・チェルタルド市                 

        チェルタルド周辺の丘並み                           甘楽町海外駐在員  稲葉美代子

 

稲葉美代子さんプロフィール

 愛知県出身。
 日本で大学院修了後、1997年シエナ外国人大学に留学、チェルタルド市に住み始め、以来チェルタルド市に在住。
 イタリア人男性と結婚し、現在は娘さんと3人家族。
 2013年チェルタルド市国際文化交流推進協会設立当初より入会。
 チェルタルド市で日本語講座を開催するほか、甘楽町との姉妹都市交流に携わって来た。
 2014年チェルタルド市の使節団団員として来町。
 2015年6月、甘楽町海外駐在員に任命。
 

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