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イタリア海外駐在員だより Vol.36
最終更新日:2018年05月22日
イタリア・チェルタルド市から海外駐在員の便りをお届けいたします
甘楽町海外駐在員、イタリア・チェルタルド市在住の稲葉美代子さんからの便りをお届けいたします。
第36回は、インターナショナル・ストリートフードフェスタについてのお話です。
今回はお腹が空いてきそうなお話ですが、インターナショナル・ストリートフードフェスタとは一体何なのでしょうか。
初企画!インターナショナル・ストリートフードフェスタ開催!
甘楽町の皆さま、ボンジョールノ!(こんにちは!)
市街地の周辺を囲むように広がる丘が濃緑色に染まり、ワインの原料となるブドウの木々に新しく生まれた淡緑色の葉々が、豊かに育つ田園風景を眺められる初夏真っ盛りの頃を迎えたチェルタルド市です。
日々の暮らしの中に溶け込む大自然の色の変化から季節の移り変わりを心に感じる私です。
そんな中、先日チェルタルド市において初企画となったインターナショナル・ストリートフードフェスタが開催されました。それに先立ち、街角の至る所に掲げられたフェスタ開催を告げる大きなポスターが目に留まり、興味が湧いた私は、様子を見に会場のボッカッチョ広場へ足を運びました。
フェスタ開催期間を告げるポスター ボッカッチョ広場の様子
広場へ続くメインストリート(六月二日通り)には、職人技で作られた品々を売る出店が立ち並び、多くの人々で賑わっていました。そして、広場に到着すると、大きなスペインの国旗が掲げられたブースがふと目に留まったので様子を見に行くと、スペイン人のコックさんが巨大なフライパン(3つ同時に使用していました)で名物料理のパエリアを調理していました。食欲を刺激する香ばしい匂いが辺りに漂っていて、物珍しさと共に多くの来訪者の注目の的になっていました。
六月二日通りの出店 パエリア調理中の様子
その他、オランダのクレープを販売するブースや、長靴のかかとに位置する南イタリア・プーリア州の特産品を販売するブース等あり、とても興味深く感じました。
プーリア州特産品販売ブース
近年、ストリートフードはブームで、若者を中心に人気を集めていますが、自国料理や郷土料理に誇りをもつ伝統的なイタリア人気質を思うと、画期的な傾向のように思われます。
甘楽町をはじめドイツやフランスの町とも姉妹都市友好関係を持つこの街で、このような国際色漂うイベントが、今後も企画されるよう願ってやみません。
在イタリア・チェルタルド市
甘楽町海外駐在員 稲葉美代子
稲葉美代子さんプロフィール
愛知県出身。
日本で大学院修了後、1997年シエナ外国人大学に留学、チェルタルド市に住み始め、以来チェルタルド市に在住。
イタリア人男性と結婚し、現在は娘さんと3人家族。
2013年チェルタルド市国際文化交流推進協会設立当初より入会。
チェルタルド市で日本語講座を開催するほか、甘楽町との姉妹都市交流に携わって来た。
2014年チェルタルド市の使節団団員として来町。
2015年6月、甘楽町海外駐在員に任命。
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