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イタリア海外駐在員だより Vol.23
最終更新日:2017年04月13日
イタリア・チェルタルド市から海外駐在員の便りをお届けいたします
甘楽町海外駐在員となったイタリア・チェルタルド市在住の稲葉美代子さんからの便りをお届けいたします。
第23回は、イースター(復活祭)に向けての準備が進むチェルタルドの様子についてのお話です。
「再生」のシンボル
甘楽町の皆さま、ボンジョールノ!(こんにちは!)
早いものでアプリーレ(四月)も半ばとなりました。こちらイタリア・チェルタルドでは、平均気温を上回る日が続き、まるで春を通り越し初夏を思わせるような暑さを感じる毎日です。市街地の周辺を囲むように広がる丘陵地も一面緑の絨毯に覆われ、所々に真紅のケシの花が咲く美しい田園風景を満喫できる今日この頃です。
タマゴ型チョコレート ビッグサイズも登場!
そんな中、毎年春にやって来る一大フェスタ「イースター:復活祭」が間近に迫り、(今年は4月16日(日)です)「再生」を意味するシンボルのタマゴを模った大きなイースター用のチョコレートがお店に多彩にお目見えし、身近な日常生活の中に益々フェスタの香りが漂っているの感じます。復活祭用のケーキ(コロンバ)と共に欠かせないお菓子ですが、このタマゴ型チョコレートの中にお楽しみサプライズが入っているため、それを楽しみにしている子ども達も多く人気の的です。
ぶどう畑1 ぶどう畑2
また郊外に広がる雄大なブドウ畑では、美味しいワインの原料となるブドウが生る木から淡緑色の葉々が再び生まれ、四月のこの時期にしか見ることができないブドウ畑の春の風景を眺められる今日この頃です。今年は時をほぼ同じくしてイースター祭と重なったため、こんな生命の色に染まる田園風景を見る度、「再生」という言葉が脳裏によぎり、気持ちを新たに日々頑張っていきたいという想いを心に抱く私であります。
イースターカード
(追記)
先日チェルタルドの子ども達とたまごを模った創作イースターカード作りをするアクティビティをしました。日本のおりがみで作った雌鶏をプラスし、デッサンとメッセージで理想のタマゴの中を表現した作品です。
在イタリア・チェルタルド市
甘楽町海外駐在員 稲葉美代子
稲葉美代子さんプロフィール
愛知県出身。
日本で大学院修了後、1997年シエナ外国人大学に留学、チェルタルド市に住み始め、以来チェルタルド市に在住。
イタリア人男性と結婚し、現在は娘さんと3人家族。
2013年チェルタルド市国際文化交流推進協会設立当初より入会。
チェルタルド市で日本語講座を開催するほか、甘楽町との姉妹都市交流に携わって来た。
2014年チェルタルド市の使節団団員として来町。
2015年6月、甘楽町海外駐在員に任命。
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