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高橋家のムクロジと御殿ザクラ

最終更新日:2013年11月19日

指定:平成3年1月28日   町指定天然記念物
所在地:甘楽町大字小幡827  
見学:常時可

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ムクロジ
 勘定奉行役宅高橋家の敷地内にあり、屋敷稲荷の御神木とされている。江戸時代後期、小幡藩主の松平公が参勤交代を終え、江戸より帰る途中この樹が見えると、「わが城へ帰って来た」という気持ちがしたという。
 推定樹齢400年、樹高約25m、根周り3.42m、目通り3.6mを測るが、戦後の台風で上部が折れる前は現在よりも高かった。枝葉の広がりも立派で、この付近では抜きんでて大きな樹である。この種は黒くてかたく、羽根つきの玉にする。また、果実の皮に多量のサポニンを含み、太平洋戦争(1941~1945)当時には、皮を石鹸の代用にした時もあったといわれる。

 御殿ザクラ
 ムクロジの南側約3m離れた所にあるヒガンザクラである。これはもと並木としてあったサクラのうちの一本が残ったものといわれ、「御殿ザクラ」と呼ばれている。
 樹高約15m、根周り2.57m、地上より高さ60cmの所より2幹に分かれ、東側の目通り2.2m、西側の目通り1.30mを測り、開花時の華やかさは美事である。

 両木とも平成13年(2001)10月、樹勢回復治療処置が実施され、樹勢は良好である。 

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