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金比羅山古墳

最終更新日:2013年11月18日

指定:平成3年1月28日   町指定史跡
所在地:甘楽町大字小川713
見学:常時可

84 金比羅山古墳

 相川家の屋敷地内にあり、約370m北東に県史跡の笹森古墳がある。
『群馬県史 資料編3』(昭和56年、1981、群馬県)からの引用では、
 墳丘は、東側一部と南側裾部が削られている。
 現状の高さ約4m、径約22mの円墳である。
 南に開口する横穴式石室(石室を造り、遺骸を安置する)である。
 石室は、L字型プラン(設計)であり、全長は7.68mを測る。
 羨道(長さ3.65m、幅0.91m、現存高約0.6m)
  前室(長さ2.1m、幅約1m、高さ約1.5m)
  玄室(長さ約2m、幅約2.4m、高さ約1.5m)の3室で構成される複室である。
 前室及び玄室の入口部には、ともに「まぐさ石」(天井部につくった横の梁)が架設されている。
 玄室には節理面のある砂岩質(天引石)の大きい石を使用している。
 玄室・前室の双方に骨粉の散布が見られ、複数の遺体が埋葬されていた。
 6世紀後半の築造と推定される。
 特にL字型プランを有する古墳は、県内でも貴重な古墳である。 

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