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十二区下盛羽流獅子舞

最終更新日:2013年11月15日

指定:平成11年3月24日   町指定重要無形民俗文化財
所在地:甘楽町大字秋畑2643-2  第12区住民センター
見学:例祭日に見学可

68 十二区下盛羽流獅子舞

 この獅子舞は、広く全国に継承されている民俗芸能の三人立ち獅子舞である。前、中、後(男・女・男)獅子の組み合わせを基本にし、演目によってこれに女形、やっこ、ササラ、太夫、猿などが加わり、最多十六人を数える一団となる。
 獅子の装束は、「タッツケ袴装束」に「獅子かしら」に前だれ、胴鼓をつける。笛に合わせて胴鼓を打ちながら踊る。所々に演目を表す唄が入って進行を示す。演目は、十種類余り伝えられたが、現在は舞台掛り・幣掛り・華吸・毬掛り・綱掛り・弓掛り・笹掛り・剣の舞の八種類が継承されている。五穀豊穣、無病息災を祈願する神事舞踊を起源としたが、次第に娯楽性を取入れ演目には男女相愛のドラマ様のものもある。近郷に広く伝播した那須・稲荷流下り葉の影響を強く受けている。地元には稲荷流の伝承もあり、下り葉(サガリハ)と盛羽(サカリハ)の関係が注目される。
 約210年の歴史を持つが、途中衰微の時代もあり、約30年前に復活された。過疎化によって戸数が減少しているが、全戸の協力により保存・継承するための努力がなされている。

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