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山田家の喰い違い郭

最終更新日:2013年11月19日

指定:平成22年3月26日   町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字小幡628
見学:常時可

28 山田家の喰い違い郭 

 

 この石垣は、『上州甘楽郡小幡御陣屋御引渡絵図写』明和4年(1767)に描かれており、明和4年以前に構築された。
 中小路に面して構築され、中小路の石垣の一部となっており、戦時の防衛上のために造られたといわれている。
 喰い違い郭を正面から見た左側の石垣の長さは5mで御殿前通り(西)に折れる。石垣の高さ1.3m、下幅は1.7m、上幅は1.5mである。裏側の石垣の長さ4mで御殿前通り(西)に折れる。
 右側の石垣は中小路の石垣に連続している。奥(西)に4.5m伸びて左(南)に折れ、2.8m伸びて止まる。ここの石垣の高さは1.2m、下幅は1.6m、上幅は1mである。
 石垣は、20×30cm、20×40cmの石を矢羽積とし、石垣最上段を30×50cm前後の大きな石で押さえている。出入口や喰い違い部の道幅は2.2mである。石材は一級河川雄川の緑色片岩である。
 石の積み直し等を考慮しても幕末期の姿を良好にとどめている貴重な遺産である。

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