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吹上の石樋及び石樋記(石碑)

最終更新日:2014年11月05日

指定:平成22年3月26日   町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字小幡町谷地内
見学:常時可

21 吹上の石樋  21 吹上の石樋 石碑

 吹上の石樋は、堀沢川を横断する雄川堰に架けられた水路で、石材を組み合わせて構築されている。一級河川雄川からの取水口より約645m下流に位置し、石樋の流路底から堀沢川までの高さは2.5mである。
 石樋は、小幡藩最後の藩主松平忠恕の命により、慶応元年(1865)8月から翌年3月までの間に木樋から石樋に架け替えた大工事である。
 長さは7.7m、水路幅1.2mあり、その石材加工技術は素晴らしく、特に石底は2個の石で組まれ、上手に整形され、両石間は段差が分からないほど精巧に仕上げられている。
 石樋の組み合わせは、水路底石2石、右側側壁石2隻、左側側壁石3国の計7石で構成され、4本の側壁押さえ石が付き、石材は全て緑色片岩である。
 石樋記の石碑は、石碑工事完成を祝して建てられた記念碑で、工事に至る経緯や江戸時代末期の工事方法や工事状況等が記されている。石樋記の題字は松平忠恕による篆書、内容は漢文で縦書きに書かれている。石材は緑色片岩である。

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