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銅戈

最終更新日:2013年11月19日

指定:平成6年7月26日   町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字白倉1326   甘楽古代館
見学:開館時間に限る

51 銅戈 上51 銅戈 下   

     51 銅戈 推定復元図
    推定復元図(青色部分が出土品)


 当遺物は、三ッ俣遺跡(白倉字三ツ俣1235ー1番地他、現在の総合福祉センター地内)の73号住居より平成4年6月に出土した銅戈(ドウカ)の一部である。
 銅戈は、銅剣・銅矛とともに弥生時代に製作された青銅製利器で、中国に起源をもつ武器である。
 両刃で、中央に鎬(中央にある高い線)が、その両側に樋(表面につくった溝)がとおり、身の元部には、紐かけの孔が2個あき、また、基部に茎(取り付けた柄の中に入って、見えなくなる部分)をつけ、銅戈と直交するように柄を取り付けて使用する。
 当遺物は、再利用品として古墳時代の玉造工房住居より出土しており、滑石(柔らかく、滑らかな鉱物)から、勾玉や臼玉などの玉類等を製作した時に使用されたと考えられる。
 現存長7.7cm、現存幅は基部で2.65cm、先部で1.2cm、厚さ刃部で2mmを測る。東日本では始めての貴重な発見であった。

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