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中世の石仏

最終更新日:2013年11月19日

指定:昭和61年8月6日   町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字金井375-1   宝勝寺(真言宗)
見学:常時可

19 中世の石仏


 宝勝寺の地蔵院前に2体の石仏が安置されている。2体とも地蔵菩薩座像で、天引石(砂岩)で造られている。
 向かって右より

   〇地蔵菩薩座像 高さ58cm 幅42cm(右手に錫杖を持ち、左手に宝珠を持つ) 
   〇地蔵菩薩座像 高さ60cm 幅27cm(袖の中で、秘印を結ぶ)

 両像とも破損や風化が目立つが、室町時代の石仏の特徴をとどめている。中世における庶民の信仰の名残りともいってよい存在である。
 この2体は、新屋駅前通りの近くに薬師堂があったが、いつの時代かに堂は焼失し、本像だけが野ざらしで残されていた。それを昭和59年(1984)に現在地に移して安置した。
 像の欠落部・損傷があるのは、堂が焼失した折りの火災によるものであろう。

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