ホーム > 町の紹介 > 歴史・沿革 > 甘楽町指定文化財 > 長岡家の薬医門及び四脚門

長岡家の薬医門及び四脚門

最終更新日:2013年11月12日

指定:昭和57年4月15日   町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字造石105
見学:常時可

1 長岡家の薬医門及び四脚門

 薬医門 (門の前面にある柱を本柱、後方にある柱を控柱といい、この本柱が門の中心線上から前方にずれている門)は、切妻(本を半ば開いて伏せた形)屋根の草葺き(もと萱葺き。藁・萱などで屋根を葺くことを草葺きという)で、江戸時代初期と推定される。門の南側に石塁(石で築いた"とりで"のこと)の跡が残り、城郭(城のかまえ)の門のような形式をとっていたと考えられる。柱はクリ材。

 四脚門 (四足門ともいい、門中央の柱が本柱、この前と後ろに2本ずつ控柱があり、計4本となるので、これを脚とみて四脚門という)は、薬医門の内側にあり、切妻屋根で現在瓦をのせている。扉は引戸式になっていたらしく、敷居に溝が一本残っている。

 この四脚門は、小幡藩主織田家から寄進(寄付すること)されたと伝えられ、俗に織田の「御馳走門」と呼ばれている。その由来は、織田氏が福島殿町の仮陣屋に居を構え、小幡に陣屋を築くまでの間、長岡家が米・塩などの補給によく努めたので、その返礼に建てた門といわれる。

このページへのお問い合わせ

教育課 文化財保護係
住所:〒370-2292 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡161-1
電話:0274-64-8324
ファクス:0274-74-5813