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建長の板碑

最終更新日:2013年11月19日

指定:昭和54年2月9日   町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字秋畑3801
見学:常時可

17 建長の板碑

 この板碑(全長302cm、幅43cm、厚さ13cm)は、梅ノ木平の養学寺廃寺跡にある。甘楽町の板碑では2番目に古いもので、群馬県内でも4番目と確認されている。今から約760年余り前の建長3年(1251)に建てられており、「建長の板碑」の名で広く知られている。
 碑材は、当地域内で多く見られる結晶片岩が用いられた。碑の上部に胎蔵界(生の根源であるところの母胎という意味で、理徳の面を示し、如来の「理」の世界を表して胎蔵界という)大日如来の種子 ア を刻む。
 碑文には、「為悲母 教子五人敬白」とあって、亡くなった母のために建てられたが、先祖を供養する卒塔婆である。
 当碑は所在地に建てられたのではなく、最初は他の場所に建てられたと思われ、いつの頃かは不明であるが、所在地に再び建て直されたものであろう。このことは、平成5年(1993)5月、所在地より約10m南方の現在地に当碑の移転を行った際に確認された。

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