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城町下薬師堂の石仏

最終更新日:2013年11月19日

指定:昭和52年6月13日   町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字小幡892-2   薬師堂
見学:常時可

15 城町下薬師堂の石仏 左  15 城町下薬師堂の石仏 中央  15 城町下薬師堂の石仏 右

 ここの石仏は、向かって右より

〇薬師如来座像{室町時代、天引石(砂岩)}
     高さ40cm 幅32cm 厚さ18cm 
〇観音菩薩座像{鎌倉時代、天引石(砂岩)}
     高さ45cm 幅35cm 厚さ19cm(頭部欠損、右手に蓮華を持つ) 
〇地蔵菩薩座像{室町時代前期、安山岩}
     高さ29cm 幅36cm 厚さ19cm(頭部欠損、秘印を結ぶ)

 中世の特色を見せるが、中央の観音菩薩坐像と左側の地蔵菩薩坐像は、頭部が欠損している。また、薬師如来坐像と観音菩薩坐像は風化が進んでいる。
 織田氏が小幡に陣屋を築いた頃から、上薬師・下薬師として、城内の信仰を集めていたと思われる。
 3体の中の1体(不詳)は、上薬師(甘楽第二中学校東南約50m)から移されて合祀されたと伝えれらている。
 堂内には、高さ15cmほどの小型の石仏をたくさん見るが、願掛けをした人たちが成就達成のお礼をこめて奉納したもので、薬師信仰が根深く行き渡っていた証である。

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