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福島椿森の石仏

最終更新日:2013年11月19日

指定:昭和52年6月13日   町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字福島576
見学:常時可

14 福島椿森の石仏

 県道下高尾・小幡線が、上信電鉄の上州福島駅東方の踏切と交差する地点より約300m北方の字椿森の道路の角地に、安山岩で造られた2体の石仏が並んで安置されている。どちらも古そうな面持ちをたたえている。
 向かって右より

 〇定光仏坐像   高さ48.5cm 幅37.7cm 厚さ16.8cm
 〇阿弥陀如来座像 高さ53cm 幅38cm 厚さ15cm

 銘は無いが、2体とも中世の石仏の特色が見られ、室町時代の作と推定される。
 定光仏坐像は、肉髻(如来の特徴の一つで、頭部にもりあがって肉の隆起をさす。鏡餅のように二重にかさなった様相である)があり、螺髪(ぶつぶつの毛)も認められ、秘印を結んでいる。
 阿弥陀如来座像は頭部の螺髪と、肉髻がしっかりとしており、印相(諸仏・諸尊が手と指でいろいろいな形を示す組み方のこと)は弥陀定印を結んでいる。また、胸部にキリーク(阿弥陀如来の種子)を刻んでいるのは、珍しい作例といってよい。

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