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引田の摩崖仏
最終更新日:2020年12月01日
指定:昭和52年6月13日 町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字白倉2196-1
見学:常時可
上引田地区東側の山裾に露出している天引石(砂岩)に、3体の仏像が彫られている。2体(向かって右が地蔵菩薩立像、左が阿弥陀如来坐像)は近接し、もう1体(胸部から腹部にかけて破損があるが、地蔵菩薩立像と思われる)は約1m離れている。向かって右より
〇地蔵菩薩立像 全高34cm、全幅20cm、像高26cm、像幅8.5cm。
両手で宝珠(頭がとがって、炎の形をした玉)を持っている。
〇阿弥陀如来坐像 全高35.5cm、全幅25cm、像高28cm、像幅16cm。
〇地蔵菩薩立像 全高34cm、全幅24cm、像高25cm、像幅9cm。
破損のため不詳。
3体とも、光背は板碑を形どっており、町内では珍しい希少な型といってよい。年号は見られないが、室町時代末期頃と推定される。
磨崖仏の手前に薬壺を持つ石造薬師如来坐像があり、頭部欠損している。全高21cm、全幅27cm、奥行19cm。この薬師如来は、「目薬師様」と呼ばれ、自分の年の数だけ「め」の字を書いて収めると、御利益があると伝えられている。
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