ホーム > 町の紹介 > 歴史・沿革 > 甘楽町指定文化財 > 織田氏の位牌

織田氏の位牌

最終更新日:2018年08月22日

指定:平成30年1月31日   町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字小幡1408番地2 崇福寺
見学:常時可
 
  odashinoihai.JPG
  
 崇福寺境内に位牌堂があり、織田信雄をはじめとする10体の位牌が祀られている。うち1体は判読不能であるが、八代信邦の位牌に似ており、七代信富の位牌の可能性が推考される。
 織田信長次男の信雄は、元和元年(1615)大和松山(奈良県宇陀市)三万石と上野(群馬県)小幡二万石、合わせて五万石の領主となり、子の信良が入封して小幡藩織田氏の藩政が開始された。明和4年(1767)の「明和事件」で、出羽高畠(山形県高畠町)に移封されるまで8代152年にわたり小幡藩を統治した。
 昭和38年(1963)11月1日、「織田氏七代の墓」が町史跡に指定された。五輪塔に刻まれた戒名と当位牌の戒名は若干の相違はあるがほぼ同じである。

初代信雄(のぶかつ)
 徳源院殿正二位前内府實巌眞公大居士 寛永七午年 四月三十日 総高99.5cm。

 大名家の位牌は滅多にあるものではなく大変貴重であり、戒名より生前の役職や位階等が分かり、その人の情報源に繋がる。高名を馳せた織田氏の位牌は別格であり、歴史的にも地方史的にも史料となる重要かつ貴重な位牌である。

このページへのお問い合わせ

教育課 文化財保護係
住所:〒370-2292 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡161-1
電話:0274-64-8324
ファクス:0274-74-5813