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松浦家近世文書
最終更新日：2021年09月15日
指定：昭和４８年５月２１日 町指定重要文化財
所在地：甘楽町大字小幡７３４－１
見学：不可
この古文書は、松浦家の祖先が藩主松平摂津守忠恒（松平家初代藩主）に随行して碓井郡上里見から、織田氏の去った後の小幡に入封した明和４年（1767）以降、同家の祖である松浦喜平次（元近）及び孫の貢（元寛）によって筆録された手控え（手もとに書き控えておく）が主なので、当時の小幡藩政や事件などを知るうえで重要なものである。
〇奥州御領知之節より手覚（喜平次）
延享三寅年（1746）五月より文化三年（1806）四月
〇町奉行方手控（喜平次）
安永九子年（1780）十一月
〇郡方日記見出并抜書（元寛）
寛政九巳年（1797）より享和三亥年（1803）
〇諸手控（元寛）
文化元年申子年（1804）三月から嘉永七年（1854）七月
また、貢（元寛）は、幕末の小幡藩士中の逸材で、次第に重職に登用され、用人より中老職（家老の次席）まで進み、動乱期の藩政に大いに 貢献した人物である。
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