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織田氏家臣録

最終更新日:2013年11月14日

指定:昭和44年7月25日   町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字小幡863
見学:不可

36 織田氏家臣録

 宝暦3年(1753)1月、福島村の稲荷山別当(社寺などの事務長官)であった東学院(真言宗)祐廣上人は、これまで笹森稲荷神社には神輿がなかったのを造るために、織田領内の氏子をはじめ、近辺の他領町村の家ごとに勧進(寄付を集める)をした。
 これに応じて織田兵部大輔信右(6代藩主)家臣一同が、白銀(銀を10cm程の楕円形につくったもの)一包ずつ寄進した際の名順性名録である。
 この名順で見ると、総勢220名の内、士分(武士の身分)144名、医師・茶坊主(茶をたてる役目の者)など11名、隠居2名、無格2名、足軽(最下級の武士)61名で、足軽は名を記さずに総足軽としている。
 冒頭の勧化文(寄付集めのための趣意書)は、笹森稲荷神社の縁起を主文としていて興味深く、また、当地の領主織田氏入封以来の事例を知ることができる。

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