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イタリア海外駐在員だより Vol.7

最終更新日:2015年12月14日

イタリア・チェルタルド市から海外駐在員の便りをお届けいたします

 甘楽町海外駐在員となったイタリア・チェルタルド市在住の稲葉美代子さんからの便りをお届けいたします。

 第7回は、海外駐在員の稲葉さんが日本料理を提供した際のお話です。また、クリスマスを迎えるチェルタルドの様子も伝えてもらいました。
 どうぞご覧ください。

交流の輪を広める試み

ボッカチオ像とクリスマスツリー

ボッカチオ像とクリスマスツリー

メインストリートのイルミネーション

メインストリートのイルミネーション

今回提供した日本料理

今回提供した日本料理

甘楽町の地酒を囲んで

甘楽町の地酒を囲んで

 甘楽町の皆さま ボンジョールノ(こんにちは)!

 1年納めの月であるディチェンブレ(12)も早10日過ぎ、ナターレ( クリスマス)まで間近となりました。
 こちらチェルタルド市でも、光のイルミネーションが街を彩り、中心広場の教会前に登場した巨大なクリスマスツリーの光景に、大きなフェスタが到来しつつある香りを色濃く感じる今日この頃です。

 そんな中、先日チェルタルド市国際交流推進協会の役員を務めるフランコさんのお店で、日本料理を介して日伊交流の輪を広めようとの希望を込めた第2回目の試みが企画され、私がまた調理を担当することになりました。

 去る10月に開催された食の祭典ボッカッチェスカで、甘楽町の使節団が披露し大好評を得た日本の食や甘楽町の伝統の味のPR効果の影響からか、前日までに18皿の予約が入り、当日さらにオーダーが追加され合計30皿程提供できました。箸を使って食事をする日本の食文化へも興味関心を持つイタリア人が増えていることも嬉しく思います。
 また、甘楽町の地酒「城下町小幡」を料理とセットに提供し、本場の甘楽町の伝統の地酒を味わって頂きました。「なかなか味わう機会が少ない日本料理や貴重な本場のsakè を味わえて満足した」「箸を使うのは難しいけど、とても興味が湧く食事のスタイルだ」等の感想を寄せて下さった方々と、まだ残っていた日本酒で乾杯した時、不思議と身体の疲れがすーっと消えていくのを感じました。

 今後もこのような試みが企画され、草の根的な交流の輪が更に広まるよう願ってやみません。そのために私にできることを積極的に取り組んでいくよう努力したいと思います。


                                        在イタリア・チェルタルド市
                                        甘楽町海外駐在員 稲葉美代子            

稲葉美代子さんプロフィール

 愛知県出身。
 日本で大学院修了後、1997年シエナ外国人大学に留学、チェルタルド市に住み始め、以来18年間チェルタルド市に在住。
 イタリア人男性と結婚し、現在は娘さんと3人家族。
 2013年チェルタルド市国際文化交流推進協会設立当初より入会。
 チェルタルド市で日本語講座を開催するほか、甘楽町との姉妹都市交流に携わって来た。
 2014年チェルタルド市の使節団団員として来町。
 2015年6月、甘楽町海外駐在員に任命。
 

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