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■新聞記事から
鎮守参りを復活 造石獅子舞 2年前に保存会結成 衣装、幟旗など新調
(2007,10,16上毛新聞)
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甘楽町造石(つくりいし)で、地元行政区の二十七区(黒沢忠志区長)が地域の伝統芸能、造石獅子舞に用いる衣装や用具を新調。造石獅子舞保存会(長岡敬一会長)のメンバーや一般住民が十四日、地区の神社などを回って獅子舞を奉納し、鎮守参りを復活させた。
獅子舞は町重要無形民俗文化財に指定されているが、後継者難に直面。継承を図ろうと、有志が二年前に保存会を結成した。町の助言で宝くじ収益の助成金を受け、衣装、太鼓、笛などを新調、傷みが目立っていた獅子頭三頭も補修した。
黒沢区長らによると、秋祭りに合わせて土地の守り神や辻の祠(ほこら)で舞う鎮守参りは昭和四十年代以降、中断していたという。
行列は笛や太鼓を演奏しながら地区内を進み、法華経供養遺跡で「笹掛(がか)り」、神社で「剣(つるぎ)」「梵天(ぼんてん)」の庭を舞った。
約五十年間欠けたままになっていた祭りの幟(のぼり)旗も、江戸時代の資料を参考に新調。同町天引の山崎益吉さん(65)=高崎経済大教授=が揮毫(きごう)した高さ十一メートルの「天道愛生民(てんどうせいみんをめでる)」の幟を地元公会堂に掲げた。
(c) JOMO SHINBUN 記事提供 上毛新聞社 禁転載
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