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■新聞記事から
甘楽町 文化の殿堂が完成 パノラマ展望室も設置
(1994,11,04上毛新聞2社) |
甘楽郡甘楽町が同町白倉の丘陵地に建設していた町文化会館が完成。これを記念した落成式が三日、同会館で開かれ、関係者約三百人が文化の拠点の誕生を祝った。また、昭和三十四年に秋畑村を含む小幡町、新屋村、福島町の一部を合併して現在の町域が形成された同町の〃三十五歳〃を祝う、町制施行三十五周年記念式典も併せて行われた。
町文化会館は、昭和六十二年の建設基金条例制定に伴い、積み立てを開始。前年度から平成七年度までの三カ年継続事業として計画された。会館建設は昨年九月に着工した。和風の建物は鉄筋コンクリート二階建てで、延べ床面積は約三千平方メートル。メーン施設の大ホールは五百六席で、うち固定席が四百四十八席あり、前列の五十二席が移動席となっている。このほか、リハーサル室や展示ホール、大小の会議室、和室、和風の屋上庭園などを備えている。また、荒船山や稲含山、上毛三山、八ケ岳連山などを遠望できる百八十度パノラマ展望室も設置されたのが特徴。総工費は約十六億二千万円。
落成式では富岡秀世町長が「歴史の里に文化の殿堂がオープンした。町民一人ひとりが生涯を通じ、郷土芸能を伝承し、新しい文化の創造に参加して豊かな人間性をはぐくむため広く利用されることを願う」とあいさつした。
この後、町発足三十五周年式典が同会館を会場に行われ、地方自治、教育、文化など各分野で町政に功績のあった百六十七人が表彰された。
(c) JOMO SHINBUN 記事提供 上毛新聞社 禁転載 |
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