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■新聞記事から
城下町の風情再現 甘楽 町営住宅3棟が完成
(1993,04,09,上毛新聞地域) |
平成の時代に城下町―。織田家の統治下で繁栄した城下町小幡など、数多くの歴史遺産を残す甘楽郡甘楽町が、町役場近くに建設していた町営住宅が完成した。
この住宅は、町が平成四年度から三カ年計画で建設している九棟十八戸のうちの初年度分の三棟六戸。木造二階建てで、一戸当たりの床面積は七六・七平方メートル。間取りは3DK。
白壁に黒塗りの杉材を使い、養蚕農家風の天窓と下見板張りのある外観に加え、北西部分の外溝は石積み。周囲はサザンカの生け垣で覆われ、城下町の風情を醸し出している。地場産業振興も兼ね、杉は県産材を使用、瓦(かわら)は地元の福島地区の業者から納入している。
今後の計画では、中央にある古墳をそのまま生かして、児童公園などとともに整備。また、細部のデザインを変更しながら、残り六棟を建設していく。同町建設課は「より魅力ある住宅をめざし、町並みに変化を持たせていきたい」と話している。
(c) JOMO SHINBUN 記事提供 上毛新聞社 禁転載 |
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