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恵みの雨  令和3年5月21日

最終更新日:2021年05月21日

名水百選、世界かんがい施設遺産、疎水百選など数々の称号を受けた
町中を流れる雄川堰。
春先に水を止めて用水組合の人達が出て水路の清掃があります。
子どもの頃、水の止まる日が待ち遠しく当日は朝早くにバケツを
持って堰に入り魚のつかみ取りです。
水が引き始まるとともに競争で、たくさんの魚が取れました。 
今ほとんど魚はいません。雄川本流の水量の減少が大きく
影響しているものと思います。

もうかなり前になりますが5月3日山開きに登った稲含山、
日陰の沢には残雪が多くありましたが、
今年の山開き久しぶりに登ってみましたが山はカラカラでした。
地元の人達も雄川上流にこんなに水がないのは初めてだと
話してくれました。これも温暖化が影響のことかと心配です。

県が計画した「雄川ダム」は中止になってしまいました。
あの時、大きな水がめのダムができていて、こんな時に
少しでも放流できるようであったならば、とつくづく思います。

そして本流雄川にそそぐ小河川の沢水に頼っている
町の水道も心配です。田植えも間もなく始まりますので
これも大きな心配です。梅雨に入っての雨に期待していますが
心配は尽きません。
ほとんど水が流れないほどに渇水している雄川堰。
防火用水の役割も果たしていますのでこれも心配です。

西日本では梅雨入りし雨が強く降っているとのニュースです。
こちらも梅雨空になってきました。
我が家の農園、植え付けの終わったキュウリ、ナスなどの
野菜も雨を待っています。
降りすぎても心配ですが、どちらも心配しながら梅雨入りしての
恵みの雨に期待しています。


甘楽町長 茂 原 荘 一

 
   

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