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地方創生  平成27年6月19日

最終更新日:2015年06月22日

 町では平成の合併時に町おこしプランを作成して自立の町を目指し、早くも10年余が過ぎました。この間、多くの皆さんの協力をいただき財政の健全化などに取り組むことができました。皆さんに感謝です。

 今年度は地方創生の計画づくりが大きな課題です。地方創生は人口減少にどう取り組むかが試されます。国もこのような高齢化と少子化が進むことは予想できていたのでしょうから、もう少し早くに打つ手はなかったのかなとも思います。

 まずは地域の活性化策を考え、人が誇りを持って暮らせる住みやすい町を目指すことにより、人は集まるのではないかと思います。

 単に給食費の無料化とか、保育料の無料化や町営住宅の家賃の無料化などの消耗戦を地域で戦わせても、決して人口増には結びつかないと思っています。このような戦いでは「玉」がなくなったときには中核都市にいずれ飲み込まれてしまうのではないかとさえ思います。

 今こそ地域の農業、商工業の振興を図り、技を持つ人、技を持つ企業の応援をして、町に埋もれている「宝」を磨いて光を放つときです。また、実際に町に来て多くの方に見てもらうことで観光の振興が図られながら、人的な交流も進み、町に住む人も誇りを持てる町になっていくのではないかと思います。

 30年の歴史ある北区との交流と同じく、32年にも及ぶイタリアチェルタルド市との交流推進などを図り、「かかあ天下の絹遺産」養蚕の復活などに力を注ぎ、地域を見直し、50周年の記念宣言ではありませんが、先人の町づくりにかけた努力に感謝し、今の私たちが
力を合わせ未来へとつながる地方創生の計画づくりを進めていきます。
                                                          

                             甘楽町長 茂 原 荘 一

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