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粘土(池底)の試験
最終更新日:2011年11月10日
名勝 楽山園 平成20年度の整備 南東庭園修復工事(3)

粘土(池底)の試験1
池底に敷設される粘土の試験を行いました。
粘土の中に石灰や砂を入れ、良く練り合わせた粘土を「三和土」(さんわど)と呼びます。
写真は三和土が練り上がった状況です。白く見える点々が石灰です。

粘土(池底)の試験2
このようにして石灰の量を変えて5種類のサンプルを2個づつ作り、一つは水の中に、もう一つは野外に半月以上置いて、ヒビ割れ等を見ました。
サンプル作りは、三和土を良くつき固めて作ります。
この結果、石灰の量が少ないと、水中での三和土はドロドロになり、野外では沢山のヒビ割れが発生しました。また石灰の量が多すぎても良くありませんでした。

粘土(池底)の試験3
ベントフィックスと呼ばれるシートを遺構を覆った砂の上に敷設します。このシートの中には、水に浸かると固まる成分が入っており、水を通さなくなります。また、シートの厚さも6mmあり、大変重く、シートを引っ張る作業は3人掛かりでも重労働でした。
平成20年9月2日.南西より撮影
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