
甘楽町歴史民俗資料館の建物は甘楽社小幡組のレンガ倉庫として大正15年に建設され、今年で100年目となった。
甘楽社小幡組の歴史
1878年(M11) 組合製糸小幡組が設立
1880年(M13) 北甘楽郡製糸会社に加盟
1895年(M28) 甘楽社と改称
1893年(M31) 新工場の建設

揚返(あげかえし)機を150窓備える新工場
※「揚げ返し」とは、座繰りで取った生糸を選別し出荷用の大枠に巻き替える工程を言う。

甘楽社:揚げ返し工程の様子
<余談>
私の祖母は明治28年生まれだ。祖母は尋常小学校高等科を終えてすぐに甘楽社秋畑組に工女として就職した。「働き始めてからすぐに技能を認められ指導役となった。」と孫に昔語りをして聞かせた。
1918年(T 7) 暴風雨で煙突倒壊しレンガで再建
1926年(T15) レンガ造りの繭倉庫が建設される
1944年(S19) 小幡組、惜しまれつつ解散
※明治初期、生糸が輸出品の主力となり増産が求められた。しかし、小幡地区には大規模な器械製糸工場を建設する資本力が無かった。そこで、29名が発起人となり国の融資を受け、器械製糸場に比較し少ない資本で立ち上げられる「揚げ返し工場」を設立した。
※糸商人視点の「揚げ返し工程」の仕組み
繭の仕入→委託農家に配布→農家が座繰り製糸→糸の集荷→「揚げ返し場」不良品選別、輸出規格にまき直し→輸出業者(横浜港)に出荷
編者:甘楽町歴史民俗資料館 神道
レンガ倉庫100周年記念企画展紹介ページへ →