「計算機」の歴史(国内)
江戸時代 そろばんが主流
1895年(M28) 日本独自の「計算尺」が開発される
1902年(M35) 「自動算盤」が発明される
1920年代(T9〜) 「機械式計算機(タイガー手廻計算機)」(展示品)が開発され、1960年代始め頃まで広く使われる
<戦後>
1957年(S32) リレーを使った純国産カシオ電機計算機が発売
1964年(S39) 国内各社が一斉に電卓を発表

1972年(S47) カシオが低価格な「カシオミニ」を発売、爆発的に売れた
1973年(S48) シャープが液晶を使った電卓を発表、単3電池1本で100時間以上稼働した
1976年(S51)シャープがソーラー電池の電卓を発売開始する
これ以降、日本の計算機メーカーは小型・軽量・多機能に突き進み、携帯電話同様にガラパゴス化の道を突き進んだように感じる。しかし、事務機器としての使いやすさから、写真の様な押し間違えにくいキーボタン採用のシンプルな電卓が選択されることが多い。

ソーラー電池電卓 スマホの電卓機能
近年、スマートホンに内蔵の電卓機能が使われることが多くなっている。
1978年(S53) シャープ・日立・NECからパーソナルコンピューター(PC)が発売される この頃、記憶メディアはカセットテープから5インチフロッピーディスク(FD)に変わりつつあった
1983年(S58) SONYから3.5インチFD搭載のパソコンが登場する
<余談>
1984年(S59)年世の中はワープロブームだった。そんな中、私は後のことを考えPCの「シャープのX-1ターボ」を購入する。「ターボな走りが始まった」と言うキャッチコピーが印象的で、テレビと連携したモニターや3.5FDを2スロット搭載し優れたグラフィック機能を持つ将来を見据えたPCだった。個人的には、X-1ターボ購入をきっかけにPC本体や関連機器の「沼」にはまってしまい、散財が続くことになる。
1985年(S60) 世界初のラップトップPCが東芝より発売される

T1100 画像提供:株式会社東芝
1989年 (H1) 世界初のA4ノートパソコンが東芝より発売される これにより、持ち運べるPCがパーソナルユースでは主流になっていく

DynaBook J3100 画像提供:株式会社東芝
1990年(H2) マイクロソフト社のOS(オペレーティングシステム)Windows3.0の登場で使い勝手が向上し、PCが特殊な物から一般的な電化製品に近づいてきた
1995年(H7) 一度にいくつものソフトウェアを使用できるマルチタスク機能を備えたWindows95が発売され、急速にシェアを伸ばす 一方、アップル社のMacはデザイナーやアーティストを中心にシェアを拡大してきた
平成以降、メーカー各社は、OSやソフトウェアの機能向上とメーカー各社はCPU(中央処理装置)の能力向上合戦により、飛躍的な進化を果たしている 現在はPCの超高速演算機能を活用した、AI
(人工知能)機能が日進月歩の勢いで進んでいる
<余談>
私が始めてPCに出合った40年前、PCに何かさせようとするには自分でプログラムを書き込むことが必要だった。独創的なプログラムを開発するのは無理なので、「プログラム集」を利用して遊んでいた。その時には、とても今のような時代になるとは思ってもみなかった。
人工知能は、使用者のアルゴリズム(手順・やり方)を効率化するように設計される。その結果、使用者にとって都合の良い結果を優先的に示すようになる。人工知能から示される「解答」は、果たして正解なのか?疑ってかかる必要があるだろう。
子供達はよく「だって、みんなが持っているから。」と物をねだる。人工知能の示す「解」を、子供達がよく使う「みんな」のように拡大解釈をしていないだろうか。年代を問わず、メディアリテラシーを高めていく必要がある。
編者:甘楽町歴史民俗資料館 神道
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