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甘楽町民俗芸能大会
最終更新日:2015年11月04日
甘楽町民俗芸能大会
11月3日、甘楽町産業文化祭に伴う民俗芸能大会が「かんらふれあいの丘」で
開催されました。おおぜいの皆様にご覧いただき大盛況でした。
出演順にご紹介いたします。出演順は毎年順番で行っています。
笹森稲荷神社浦安の舞
(ささもりいなりじんじゃうらやすのまい)
浦安の舞は、昭和15年の皇紀二千六百年奉祝臨時祭に合わせて全国に発表
され全国で舞われています。これは神楽のひとつで前半の扇舞と後半の鈴舞が
あります。
笹森稲荷神社でも75年間にわたり舞い継がれています。
演目:(浦安の舞)
天引の神楽舞
(あまびきのかぐらまい)
江戸時代から天引鎮守(ちんじゅ:その土地の守り神)の諏訪神社前夜祭に
奉納されていました。
舞いは、二人立ちで、剣・天の岩戸・しんびょうし・矢車・道中笛・
道中太鼓などがあります。
昭和63年12月6日 町指定重要無形民俗文化財
演目(天の岩戸:あまのいわど)
十二区下盛羽流獅子舞
(じゅうにくしもさかりはりゅうししまい)
約210年の歴史を持ちますが、衰退の時期もありました。
獅子舞は広く全国に継承されている一人立ち三頭獅子です。五穀豊穣などの
神事舞踏を起源としていますが、時代とともに娯楽性を取り入れ、演目には
男女相愛のドラマのようなものもあります。
近郊に広く伝播した秋畑那須稲荷流の下り葉流の影響を強く受けています。
平成11年3月24日 町指定重要無形民俗文化財
演目(綱掛り:つながかり)
白倉の神楽舞
(しらくらのかぐらまい)
起源は江戸時代後期頃と推測されています。後継者不足のため舞われて
いなかった時期もありましたが、平成5年に復活し、伝統の保存に努めています。
白倉神社の秋季例祭日に境内等で奉納されてきました。また、地域の慶事や
不幸等があった時も、その家の座敷や庭などで舞われ、魔物や邪気を払い去り、
天下泰平や家内安全等を祈りました。演目は4座あり一つを除いて道化がでます。
平成11年4月27日 町指定重要無形民俗文化財
演目(岩戸開き:いわどびらき)
二ツ石組獅子舞
(ふたついしぐみししまい)
稲荷流の下り葉流であり、産土神(土地を守る神)である雷電神社(富岡市の
貫前(ぬきさき)神社に合祀)に奉納されたものです。
舞は16庭あり、現在は14庭(3人で獅子を振る小庭が9庭、4人以上で行う
大庭5庭)が舞われています。
この獅子舞は「御殿獅子」と言われ、白足袋をはいて舞う優雅な姿が大きな
特徴です。
平成6年5月17日 町指定重要無形民俗文化財
演目(花吸いの舞:はなすいのまい)
笹森稲荷神社の太々神楽
(ささもりいなりじんじゃのだいだいかぐら)
小幡藩二万石の第2代藩主として織田信良は福島の仮陣屋に入り、近くの
当神社を鎮守として尊信するとともに神楽を奉納したのが始まりであると
いわれています。
幕末から明治初期にかけて一時中断していましたが、明治11年より再興
しました。当時は88座あったと伝えられていますが、現在は27座が受け
継がれています。
昭和42年5月5日 町指定重要無形民俗文化財
演目(猿田彦大神:さるたひこだいじん)
那須の獅子舞
(なすのししまい)
元明天皇の和銅年間(708~715)、田村市郎左衛門教重が那須の地に
獅子舞を伝えました。当地は那須与一の伝説が伝わっています。
天下泰平、五穀豊穣、悪魔を祓うことなどを守り神として、住民が安心して
平和な世の中をつくることを祈願したものといわれています。
獅子舞の流派は稲荷流、笛の流派は下り葉(くだりは)流です。舞は全部で
18庭あり、子ども達だけで踊る舞(かんざし踊り・子踊り)もあります。
平成13年3月23日 群馬県指定重要無形民俗文化財
演目(舞台掛り:ぶたいがかり)
金紙・銀紙を貼った独特な獅子頭
大山の神楽舞
(おおやまのかぐらまい)
明治33年(1900)に「白倉の神楽舞」の演舞関係者により伝授されました。
白倉神社の例祭日に、養蚕・稲作等の豊作、天下泰平や家内安全等を祈って
奉納されたといわれています。
往時は神社へ舞を奉納後、各家ごとにまわり、屋敷や玄関先で舞いました。
平成11年4月27日 町指定重要無形民俗文化財
演目(岩戸開き:いわどびらき)
稲含神社の太々神楽
(いなふくみじんじゃのだいだいかぐら)
安政年間(1854~1859)の出入(稲含神社の領有をめぐる争い)で秋畑が
勝利したことを祝って奉納したのが始まりです。
神楽の師匠は武州(埼玉県)本庄宿新田の細川竹松・橋本大輔の2人です。
神楽は25座あり、翁の舞・猿田彦の舞・夫婦の舞の3座は必ず舞いますが、
その後は何を舞っても良いことになっています。
昭和42年5月5日 町指定重要無形民俗文化財
演目(猿田彦の舞:さるたひこのまい)
猿田彦の面 (猿田彦=天狗と考えられています)
造石の獅子舞
(つくりいしのししまい)
文政年間(1818~1829)に熊倉流を継承した一人立ち三頭獅子です。
舞には造石地区の守り神5社に奉納する鎮守参りと各家庭の庭等で舞う平庭が
あり、鎮守参りは笹掛り・梵天等があり、平庭には毬掛り・もどり木・耳かき等
の全部で12庭があります。
昭和63年12月6日 町指定重要無形民俗文化財
演目(笹掛り:ささがかり)
天引の獅子舞
(あまびきのししまい)
江戸時代から当地の鎮守の諏訪神社前夜祭に奉納されていました。
一人立ち三頭獅子で、演目は雌獅子隠し・剣・鎮守参りなどがあります。
昭和63年12月6日 町指定重要無形民俗文化財
演目(綱掛り:つながかり)
白倉神社の太々神楽
(しらくらじんじゃのだいだいかぐら)
白倉神社は「白倉のお天狗さま」の名で広く知られています。
明治9年(1876)高崎市吉井町神保の辛科(からしな)神社の神楽師から
伝授され、同13年4月に創設されました。
神楽は福島の笹森稲荷神社と同系統で、座は神御子・天御中主神・都波岐大神
など18座あります。
昭和63年12月6日 町指定重要無形民俗文化財
演目(大山祇命:おおやまずみのみこと.稲荷大神:いなりだいじん)
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