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柿 平成30年11月16日

最終更新日:2018年11月18日

 イタリアチェルタルド駐在員の稲葉さんから柿の便りが届きました。
日本と食べ方がまるで異なるとの便りです。
自分も秋にイタリアを訪問した時に、柿の食べ方にびっくりしたのを
思い出しました。
日本では熟した柿はほとんど食べず、鳥の餌になります。
しかしイタリアでは超熟した柿をスプーンで食べる、えらい違いでした。

 我が家の裏に古い柿の木があります。
この柿の木は明治26年生まれの祖父が植えたものとかで樹齢100年を
超えていますが、自分が覚えてからは同じ大きさです。
隔年ではありますがよく実を付けます。

 しかし渋い柿と甘い柿があり、柿をとって少しかじりつき黒いのが見える、
これをよく砂糖と言って、これが甘柿で硬い柿を食べていました。
熟した柿は虫が付いたり傷んでいるのではと言って食べませんでした。
しかし父親は熟した真っ赤の柿を、これがおいしんだといって
食べていたのを思い出します。自分も父親の年を超え、何となく
熟した柿のおいしさがわかるようになりました。
熟した柿の種の周りは、鳥が飲み込みやすいように柔らかく包まれています。
鳥に一番おいしくなった時に食べてもらい、糞と一緒に落としてもらって、
子孫を残すようになっているかと思うと、一番おいしいのは鳥も
わかっているイタリアのように熟した柿かと思います。
いや年で硬い柿が食べづらくなったので、軟らかい柿がおいしく感じるのか。
今年我が家の柿は豊作でした。


甘楽町長 茂 原 荘 一

 

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