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町を潤す水 平成26年9月19日

最終更新日:2014年09月19日

町を潤す水

  町には、天引川、白倉川、雄川の3本の大きな河川があります。川は生活用水として人々の生活をそして、農地を潤し、たゆまなく流れています。そのうちの一つ、雄川は甘楽町の最高峰1370メートルの稲含山を源とし南北に流れ町中を潤し、人々の生活用水として農業用水として多くの役割を果たしてきました。
 そして雄川、大口の取水堰堤より取り入れられ街中を流れる雄川堰は、小堰に分けられ街中の屋敷をくまなくめぐり生活用水として利用されました。その本流は、甘楽北部の水田地帯に注ぎ田畑を潤し鏑川へ、そして利根川へと流れます。
 この雄川堰の水路は開設の記念碑に「雄川堰ハ上古人創立スル所ト伝フ」とあり確かな年代を伝えるものはありませんが、織田の時代に開設されたとしても400年の歳月にわたり守られてきたものです。
 この間多くの認定等を受け、町の人々の宝となっています。昭和60年環境庁の「名水百選」。平成7年国土庁の「水の郷」。平成18年農林水産大臣の「疎水百選」。平成22年土木学会の「選奨土木遺産」。そして今回インド、ニューデリーに本部のある、国際かんがい排水委員会(
ICID:International Commission on Irrigation and Drainageに「歴史的なかんがい施設」として登録され表彰を受けることができました。今までは国内での認定でしたが、国際的にも認められたことは町の宝、大きな誇りです。
 今後はこの水路を守って後世に引き継ぐことが、今の私たちの大きな責務と思い、そしてきれいな水が流れる、心が安らぐ、「キラッとかんら 安心のまち」づくりをめざし頑張る覚悟です。

                   茂 原 荘 一

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