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平成26年度所信表明

最終更新日:2014年03月20日

所信表明

 平成26年度甘楽町一般会計予算につきまして、その大要を申し上げるとともに、予算編成にあたって、所信の一端を申し上げ、議会及び町民の皆さんのご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げます。

○はじめに
 
今年21日に本町は町発足55周年という節目を迎えました。イタリア・チェルタルド市との姉妹都市協定締結30周年と合わせて記念式典を実施したところですが、この55周年を契機に、60周年へ向けて次代を担う子供たちが誇りに思えるまちづくりを、議会議員の皆さん、町民の皆さんと一緒に進めて参りたいと考えております。

 
平成26年度一般会計予算の一番の重点事業は新設統合中学校建設事業です。少子化により児童生徒数が減少し、学校間の規模格差が広がり、教育上支障が出てきている中、長期展望に立った町立学校の適正配置を検討すべく、平成206月に「甘楽町立学校適正配置検討委員会」を設置して、小中学校の適正配置について諮問いたしました。同年12月に中学校適正配置については「第一中学校の改築に合わせて新設統合中学校とする」と検討委員会の答申を受けてから5年を経過し、いよいよ建設工事に着手することとなりました。

 
私は、一期目の町長選挙の公約として、第一中学校校舎の建替えを町民の皆さんにお約束していますので、統合中学校の建設には非常に思い入れがございます。常々申し上げておりますが、私のまちづくりの基本理念は、「甘楽町に生まれてよかった、住んでよかった」と誇れるまちづくりです。新校舎の建設に当たっては、子どもたちにとって最適の教育環境を実現できるとともに、甘楽町の中心にあって町民の心の拠り所となり、子どもたちが誇りを持てる中学校を作り上げたいと考えています。

 
また、統合中学校建設には多額の事業費が必要となりますが、これまで財政基盤の確立と誇りある自立を目指した「まちおこしプラン」により、多くの皆さんのご理解とご協力をいただき、財政基盤の安定を図りつつ、まちづくりも順調に進めることができました。統合中学校建設事業は平成27年度までの2カ年事業となりますので、健全な財政運営を考慮しつつ、後年度の負担を少なくするために基金を活用して行きたいと存じます。

 さて、国の新年度当初予算案は総額が過去最大の958,823億円となり、前年度当初予算額926,115億円と比較して、32,708億円の増額予算となりました。7年ぶりに50兆円台に回復した税収に助けられ、基礎的財政収支の改善や新規国債発行額は抑制されましたが、4月の消費税率8%への引上げ後は景気の落ち込みが予想されるだけに、安倍政権にとって日本経済を軌道に乗せる大きな正念場を迎えます。  消費税率引上げとそれに伴う対応については、4月から6月期に見込まれる反動減を緩和して景気の下振れリスクに対応するために、「好循環実現のための経済対策」が閣議決定されており、平成25年度国の補正予算が成立してからは、国から地方に対して速やかな対応が要請されています。本町でも、国の補正予算の成立を受けて、平成26年度当初予算で計上する予定であった小学校空調設備設置事業を前倒しで実施するため3月補正予算に計上しております。

 次に地方財政を取り巻く状況をみますと、平成26年度においては、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入が一定程度増加しますが、社会保障関係費の自然増が高い水準で推移することなどにより、財源不足が生じます。このため、平成25年度で終了する予定であった地方財政法の特例となる地方債「臨時財政対策債」により補填措置が講じられることとなりました。地方交付税の総額は、168,855億円で前年比1,769億円、1.0%減となっており、臨時財政対策債も地方財政の健全化を図る観点から抑制されることとなります。

 本町の財政では、個人町民税の増収などにより町税は前年度に対し6,530万円、率にして4.9%の増収を見込んだものの、普通交付税は前年度に対し2,500万円減の155,000万円を見込みました。町債では、交付税を補填する臨時財政対策債で、前年比3,000万円減の23,000万円を見込みますが、町債全体では統合中学校建設事業に係る町債を63,450万円予定しておりますので、前年度に対し6160万円の増額となります。

 このような状況を勘案し、平成26年度予算編成にあたりましては、住民生活に必要な事務事業を適切に実施していく予算を確保しながら、町政の基本理念と基本方針を推進するために甘楽町第5次総合計画「KANRAプラン・輝き」を基本とする重点施策を明確にした予算といたしました。消費税率の引上げに対しては適切に対処し、引き続き行政改革の取り組みを行うとともに、限られた財源を重点的・効率的に配分するため、事業の緊急性・必要性に基づき、なおかつ地域経済の活性化を視野に入れたものといたしました。

 この結果、平成26年度一般会計当初予算の総額は、603,500万円で、前年度当初予算に比べ30.3%、金額では14500万円増の大型予算となります。

 それでは、予算案の主な概要について申し上げます。

○歳 入
 
町税は、景気回復傾向にあることから個人住民税で増収を見込み、固定資産税でも平成25年度の実績見込みから増収が見込まれますので、町税全体では、前年対比で6,530万円、4.9%の増収を見込みます。

 地方消費税交付金では、消費税率の引上げにより交付額が増額となりますが、初年度には増収効果が完全に表れないことや国から地方に払い込まれるまでに一定の期間を要するため、前年比2,600万円、23.6%の増額を見込みました。

 また、消費税率の引上げに伴い自動車重量税、取得税の税率は引下げとなりますので、自動車重量譲与税は前年対比400万円、7.4%の減、自動車取得税交付金は前年対比1,000万円、50%の減額を見込みました。

 普通交付税は、税収や地方消費税交付金の増額により基準財政収入額が増加しますので、前年対比2,500万円減で計上し、地方交付税全体では前年対比4,000万円、2.4%の減額を見込みました。

 国庫支出金は、新設統合中学校建設事業、防災交流センター建設事業、消費税率引上げに伴う「簡素な給付措置」等により対前年比4390万円の大幅増を計上いたしました。

 町債は、臨時財政対策債を前年比3,000万円減の23,000万円を計上いたしましたが、統合中学校建設関連で学校教育施設等整備事業債を63,450万円計上いたしましたので、町債全体では対前年比6160万円の大幅増を見込みます。

 また、基金からの繰入金については、統合中学建設事業に学校建築基金繰入金を2億円計上したほか、地域福祉基金繰入金を1,500万円、長岡今朝吉福祉基金繰入金を830万円、夏祭りの際に花火大会を行うために、ふるさとづくり基金繰入金を300万円計上し、財源を確保するため財政調整基金繰入金を22,110万円見込みました。

 次に歳出における施策の概要についてご説明申し上げます。

○住民・福祉・医療対策
 
甘楽町への定住を促進するまちづくり定住応援金については平成22年度から実施され、今後も土地開発公社の住宅団地分譲と合わせて、更なる定住化促進を図って参ります。
 
税負担の公平性については、町民の皆さんの関心が高いため、口座振替者の増加対策や、滞納者の調査・訪問等により収納率の向上に努めます。
 
少子高齢社会では、地域福祉の充実が重要な課題であります。子育て支援等におきましては、児童手当や出産祝金支給のほか、昨年度から実施している三世代同居世帯子育て奨励金を計上いたしました。

○高齢者福祉
 
生きがい対策としてのシルバー人材センター運営事業において、高齢者に雇用の機会を提供することにより順調な事業展開がなされております。昨年は、センターが一般社団法人化され、法人の創意工夫により柔軟な事業展開が実施できるようになりました。

○在宅福祉及び施設福祉
 
介護保険の対象とならない高齢者のために、緊急通報装置貸与事業等を実施いたします。また、養護老人ホームへの適正な入所措置を実施いたします。

○福祉医療
 
引き続き中学校卒業までの入院・通院について無料化を継続いたします。

○障害者福祉
 
権限移譲等により、予算規模が大きくなっておりますが、障害者自立支援法に基づく居宅支援や施設支援事業、地域生活支援事業等の取り組みにより、障害者福祉の円滑な推進を図ります。新規事業では、西毛地区重症心身障害者通所支援センター施設整備負担金を計上いたしました。

○児童福祉
 
子供は地域の宝であり、子供を育てるなら「甘楽町」の理念のもと、低年齢児の受入拡大や一時保育の拡大など保育環境の一層の充実を図り、保護者がより働きやすい環境を作ります。第3子以降の保育料無料化も継続するとともに、今年度は、正規職員の保育士1名を採用して保育環境の充実に努めます。  
 
また、小学生低学年児童への放課後健全育成事業を一層推進するなど、子育て支援を充実させます。

○予防接種事業
 
高齢者インフルエンザ予防接種委託をはじめ、肺炎球菌ワクチン接種、Hib(ヒブ)ワクチン接種、おたふく風邪・水痘、子宮頚ガン予防接種委託などを実施し、町民の健康を守って参ります。なお、水痘と高齢者肺炎球菌は平成2610月より定期予防接種となります。

○保健事業
 
町民誰もが生涯を通じて健やかで、心豊かに生活していただくための諸事業を実施いたします。特に少子高齢社会が進むなか、保健・医療・福祉と社会教育との連携により、健康の保持・増進を基本とし、「健康かんら21(第2次)」計画に基づき、総合的な事業を引き続き推進していく所存であります。

○母子保健事業
 
健康維持を目的とした妊婦健診や妊婦歯科健診の公費負担の充実を図るとともに、乳幼児の健康を守るため各成長期の健康診査を実施いたします。また、不妊治療費の補助についても引き続き行い、安心して出産できる環境を整え、健康な子どもの出生を支援いたします。

○健康づくり推進事業
 
がん検診の受診率向上を図るため、未検診者に対する個別胃がん検診を継続するほか、バリウムが飲めない方を対象とした内視鏡検査を新たに実施いたします。また、乳がん検診の個人負担額を1,000円から500円に引き下げます。
 
なお、キラッとかんら観光キャンペーンの一環として、健康づくりを主眼に、本年も第3回甘楽さくらウォークを予定しております。
 
また、消費税率引上げに伴い、低所得者に対する暫定的・臨時的措置として「臨時福祉給付金」を、子育て世帯への影響を緩和する措置として「子育て世帯臨時給付金」をそれぞれ交付いたします。

○環境保全対策
 
ごみ処理では、町民の皆さんのごみ処理に対してのご理解により、燃えるごみの減量化を図っておりますが、一層の燃えるごみの減量化と最終処分場の延命化を目指して、引き続き電動式生ごみ処理器などの設置補助制度により家庭ゴミの減量・リサイクルの推進と分別収集を更に推進する所存でありますので、町民の皆さんの更なるご協力をお願いしたいと存じます。
 
なお、町民に皆様から要望の高い「燃やせるごみ」の週2回の収集については、本年7月より実施する計画でおります。
 
また、住宅用太陽光発電設備設置補助制度については、引き続き実施いたしますが、町内業者が施工した場合に優遇措置が受けられるように制度を変更いたします。

○水質保全対策
 
引き続き合併処理浄化槽の設置を推進します。

 次に産業の振興であります。

○農業
 
地域の創意工夫や自主性を生かした取り組みを総合的に支援し、町の産地強化や農産物のブランド化を図ります。平成24年度からの繰越事業で道の駅甘楽を周遊拠点施設としてリニューアルし、農産物の販売拡大が見込まれます。道の駅甘楽が観光案内所としての機能も併せ持つ施設となりますので、名勝楽山園等、町の観光施設への誘客を図るとともに、併せて農業振興を進める所存であります。

○林業
 
作業道整備事業を実施するほか、関連する事業として、森林セラピー整備設計業務委託を行います。また、平成26年度から創設される「ぐんま緑の県民税」を活用した荒廃竹林整備事業を実施し、里山の保全整備を図ります。

○商工業
 
産業文化祭を各種団体の協力を得て開催し、町の商工業の発展に努めます。また、引き続き、新商品研究開発支援補助金を計上し、町の発展に寄与する特産品の積極的な開発を促します。
 
また、景気は回復傾向にありますが、小口融資資金の利子補給事業では利子補給率の引上げを継続し、町内企業の経営基盤確立や事業支援を実施いたします。

○観光
 
この夏に「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産リストへの登録審査が行われる予定ですので、本町としても観光客増加の好機として捉え、道の駅甘楽の増築工事、甘楽ふるさと館研修室増築工事等の観光施設整備を実施しているところですが、316日には道の駅甘楽がリニューアルオープンいたします。本町観光の玄関口として多くの観光客の皆様に来店して頂けるように魅力ある施設としたいと考えております。他の観光施設整備では小幡八幡山の遊歩道整備を継続するほか、轟観光トイレ、ちぃじがき集落便益施設整備を実施します。
 
また、今年21日に誕生した、甘楽町イメージキャラクター「かんらちゃん」を商標登録し、甘楽町の知名度アップを図ります。既に町職員でチーム「かんらちゃん」を結成して県内のイベントに参加しておりますが、今後、より多くのイベントに参加して町のPRに努めて行きたいと考えております。
 
観光イベントとしましては、本年もキラッとかんら観光キャンペーンを実施して誘客に努めます。413日のさくら祭り武者行列をメインとし、さくらウォーク等のイベントを開催します。そのほか、引き続き「梅まつり」や「紅葉祭り」、JR主催の「駅からハイク」など、多彩なイベントを予定しています。また、10月から12月にかけて「ググッとぐんま観光キャンペーン」とタイアップして甘楽町の魅力を広く発信して行きたいと考えています。

○消費生活対策
 
甘楽町消費生活センターの充実を図り、町民の相談に答えるとともに、消費トラブル対策等の啓発活動に努めます。  次に、道路・公園等の社会資本整備であります。

○町道
 
町道天神北金井1号線道路新設工事費、側溝新設工事を計上しました。また、スマートインターの調査委託料を計上し、甘楽パーキングのスマートインター化を引き続き推進いたします。

○道路維持修繕事業
 
道路ストック総点検事業により町内主要幹線道路の舗装点検事業を実施するほか、道路舗装工事、2年に1度の行政区への原材料支給などの道路維持補修に係る予算を計上いたしました。

○橋梁維持補修事業
 
平成24年度に策定した橋梁長寿命化計画に基づき4橋の橋梁補修事業を実施いたします。

○農林道
 
県営事業による広域基幹林道の整備を引き続き進めるとともに、各林道の維持補修工事を実施いたします。また、土地改良事業では、幸四郎谷、猪ヶ久保、開谷戸地区の用水路改修工事を実施するほか、ため池点検調査を実施いたします。

 ○町営住宅管理
 
老朽化した建物除去を実施し、町営住宅の適正な管理に努めます。

○都市計画
 
歴史まちづくり法に基づく歴史的風致維持向上計画に基づく事業を推進します。寄附を受けた松浦氏屋敷については庭園の発掘調査費、建物復元実施設計委託料を計上いたしました。
 
伝統的建造物群指定に向けた経費では、歴史的まちなみ調査業務委託料を計上いたしました。また、関東地方9市・町による関東地方歴史まちづくりサミットを10月に本町で開催いたします。
 
福島白倉地区都市再生整備事業では、統合中学校校舎に隣接して防災交流センター、非常用発電施設、防災備蓄倉庫を整備し、災害発生時の避難所、災害対策の拠点施設として活用して参ります。

 次に、消防防災対策であります。

○消防施設等の整備
 
計画的な整備を実施しているところですが、平成26年度も耐震性貯水槽1基の設置を予定しております。また、防災対策として防災無線、防災メール配信システムの定期点検、保守委託料を計上いたしました。

 次に、教育関係であります。

 ○学校教育
 
各学校において総合的な学習の推進や情報技術に対応した教育施設の整備を図るとともに、町独自で情報教育補助教員や特別支援教育支援員、学校支援員を継続して配置し、教育環境の充実に努めて参ります。特に、障害を持つ児童の対応のため特別支援教育支援員を1名増員いたします。さらに、平成25年度から配置している「心の教育相談員」についても1名増員して中学校2校に配置し、いじめのみならず、中学生の様々な悩みについて相談を受け、問題の解決を図って参ります。
 
また、英語教育や国際化教育の推進を図るため、引き続き幼・小・中学校にALT2名を派遣しますが、経費削減のため、1名分を民間委託とします。
 
新設統合中学校建設事業では、2カ年事業で実施する校舎、体育館、武道場、学校給食センター建設費の初年度の事業費を計上いたしました。初年度は総事業費の40%相当額となっております。
 
また、各小学校におきましては、用便器改修や教室の床修繕、黒板改修、プール漏水修理等の修繕経費を計上いたしました。なお、平成26年度に予定しておりました小学校空調施設整備工事は、国の平成25年度補正予算の成立を受けて「好循環実現のための経済対策」事業として前倒しで実施することとなり、平成25年度3月補正予算に計上し繰越事業といたします。

○生涯学習の推進
 
生きがいづくり・交流の輪づくりであり、町民の皆さんが自主的に生涯を通して学習できる環境整備を進めて参ります。
 
文化会館事業では、今年度も、10月9日に楽山園において能の名手織田信雄ゆかりの宝生流薪能を行うほか、開館20周年記念事業として平成27年2月1日の町民の日にNHKラジオ「民謡をたずねて」の公開放送を予定しております。


○社会体育
 さくらマラソン・元旦駅伝の充実を図り、グラウンドゴルフ大会・町民体育大会などを実施し、スポーツを通じて健康づくりや地域の活性化を推進して参ります。

○青少年育成
 
放課後子ども教室として、小学校の空教室を利用して、放課後に安全で健やかな居場所づくりを推進いたします。

○国指定名勝「楽山園」
 
開園3年目を迎え、年間入園者を前年比13,000人増の63,000人見込みました。また、今後の維持管理に必要な保存管理計画策定委託料を計上いたしました。今年も様々なイベントにより集客に努め、日本一の大名庭園となるように努めて参ります。

○公共交通
 
町民の皆さんの交通手段の確保につきましては、上信電鉄への助成をはじめ、試行運行中のデマンドタクシー「愛のりくん」が平成264月から本格運行となります。登録者を対象としたアンケート調査では現行の運行形態が好評ですので、今後も多くの町民に利用していただけるように努めて参ります。

 ○国際交流
 
チェルタルド市との相互交流事業を推進いたします。本年度は、第15次中学生研修団を派遣するとともに、第8次チェルタルド市青年使節団受入事業を計画しております。また、一般財団法人甘楽町都市農村交流協会から「道の駅甘楽」の職員1名をピザ職人としての研修のためチェルタルド市に約3ケ月間派遣いたします。
 
チェルタルド市との交流では、姉妹都市協定締結30周年記念を機に、これまでの貴重な成果を大切にして、友好交流関係をより一層強化して行きたいと考えております。

○地域情報
 
行政事務の電算化や地域行政システムによる効率的な電子化を推進するとともに、ソフトウェア・ハードウェアの保守、更新により事務の効率化と住民サービスの向上を図ります。平成26年度は窓口の自動交付機や地理情報システム等の更新を予定しております。また、社会保障・税番号制度の導入に伴い平成26年度から平成28年度にかけて、住民基本台帳システムや社会保障システム等の関係システムの構築・改修を実施すべく、委託料を計上いたしました。

 このほか、ボランティア活動支援助成金、フラワープラン、花の種銀行に係る経費等を計上し、ボランティアでまちづくりに貢献する団体に対して引き続き活動費を助成いたします。

 以上が一般会計についての大要です。平成26年度、27年度は統合中学校建設事業に多くの予算額を費やすこととなりますが、まちおこしプランにより積立ててきた基金を活用して後年度の負担を軽減するとともに、経常経費のより一層の削減合理化を進め、健全な財政運営に努めていく所存であります。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

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