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将軍家献上「寒中挽抜」奉納そば祭り

最終更新日:2015年08月28日

 

   小幡藩士だった喜多村安伴(きたむらやすとも)が、寛政10年(1798)に書き残した手記、『織田様御代々覚書』と江戸時代の大成武鑑によれば、小幡藩では織田家から松平家時代を通じて徳川将軍家への時献上として、寒中「挽抜蕎麦」がありました。 

   かねてより甘楽町では那須地区「ちぃじがき蕎麦の里」において、蕎麦を中心とした振興政策を行っており、那須地区景観保全推進協議会が1996年から始めた「ちぃじがき蕎麦入門講座」が今年で、20周年を迎えること、また、名勝楽山園で知られる小幡藩が立藩400年を迎える年にあたることから、記念の合同事業として『将軍家献上「寒中挽抜蕎麦」奉納そば祭り』を開催する運びとなりました。

 

祝20thちぃじがき蕎麦の里

 

 今年のちぃじがき蕎麦の里は、特別な行事が満載です。蕎麦づくり入門も多少の空き区画がありますので、参加を希望される方は、お問い合わせ下さい。

下種祭~献上用の蕎麦の種まき~ 8月23日(日)午前10時~

    ・時代衣装をまとい、蕎麦名人と子どもたちが蕎麦の種を撒きます。

収穫祭(刈取り) 11月8日(日)

    ・時代衣装をまとい、蕎麦名人が蕎麦の収穫を行います。

花祭り  10月4日(日) 

  ・満開の蕎麦畑で花見をします。秋祭りに奉納される那須の獅子舞は必見です。

奉納そば祭り  平成28年3月6日(日)

    ・那須の獅子舞のお練りを先導に時代衣装をまとい、蕎麦名人と子どもたち、そし て、蕎麦づくりの入門者、那須のみなさんで、御殿前通りを行列し、献上用の蕎 麦を小幡藩の殿様(名勝楽山園)に奉納します。

    ・殿様は蕎麦の豊作を祝って、城内で「寒中挽抜蕎麦」を振舞い、一般の方に向けた賞味会(有料)を開催します。

 

 

 

~献上蕎麦のものがたり~

  昔むかし、小幡藩が織田の殿様に統治されていたころ、南の山奥の稲含山の山麓で取れる蕎麦が大層美味 であるという話を聞きつけたお役人は、稲含の神様と暮らすむらびとたちに将軍家の献上品として蕎麦 を差し出すよう申し付けました。むらびとたちは稲含の神様に豊作を祈願し、穢れのない子どもたちに"種"を撒かせ、それは懸命に蕎麦を育てました。実りの秋、収穫をした蕎麦は天日で干され、冬の厳しい寒さに晒されることで、一段と風味を増しました。那須のむらびとたちがこれを春の訪れとともに「寒中挽抜蕎麦」として、小幡の殿様に届けたところ、殿様はその出来栄えに驚き喜び、「那須の蕎麦は天下一」とおほめくださいました。そして、殿様は蕎麦の豊作と立派な献上品ができたことを祝って、城内のみならず城下のみなにも蕎麦を振る舞いました。めでたし、めでたし。

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住所:〒370-2292 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡161-1
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