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瓦(かわら)の製作

最終更新日:2011年11月10日

名勝 楽山園 平成20年度の整備 建造物建設工事(8)

瓦(かわら)の製作1

瓦(かわら)の製作1

平成20年9月25日(木)、瓦検査のため受注先の瓦工場がある愛知県に行きました。
 写真は庭門に取り付ける鬼瓦の製作状況です。テレビでは瓦製作を見たことがありましたが、実見するのは初めてでした。
 ヘラが瓦粘土の中にスゥーと入り、余分な粘土を切り取ったりします。また、足りない箇所は粘土を足しながら調整して行きます。
 さすが熟練の技と感銘を受けました。

瓦(かわら)の製作2

瓦(かわら)の製作2

発掘調査で出土した瓦の一部で、紋様のある「三つ巴(みつどもえ)」の復元製作状況です。
 出土品を基にして型を作り、その中に粘土を入れ、力を加えます。そして、白い型から外すと製品ができます。
 この型は軒丸瓦等の大きさになるため、出土品より大きいものです。

瓦(かわら)の製作3

瓦(かわら)の製作3

写真左上の三つ巴と瓦が出土品です。
 右側の6個が軒瓦に付ける三つ巴で、上3個は型です。
 中央2個が軒瓦に見られる唐草模様(出土品の瓦の中にあります)で、上が型です。
 左側2個が軒丸瓦や鬼瓦の下方に取り付ける「拝み巴瓦」に付ける三つ巴で、左が型です。
 これらは試作品のため、この後、検討協議を重ね、三つ巴と唐草は2回程手直しを実施し、出土品と同じ状態になりました。
 庭門を見た時に瓦も良くご覧になっていただければ幸いです。

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