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鏡柱の「光付け」

最終更新日:2011年11月10日

名勝 楽山園 平成20年度の整備 建造物建設工事(6)

鏡柱の「光付け」1

鏡柱の「光付け」1

屋根付きの覆い屋を組み立て、庭門西側の鏡柱(本柱)を立てた状況です。柱と礎石の間にすき間があるのがお分かりでしょうか。
このあと、柱が礎石の面と合うようにする「光付け」(ひかりづけ)作業を行います。平成20年9月8日.南南西より撮影.

鏡柱の「光付け」2

鏡柱の「光付け」2

光付けの状況です。竹を持ち易いように加工して孔を幾つか開けておきます。竹の先端を少し尖らせ、礎石の凹凸を考慮して、丁度良い孔にエンピツを差し込みます。
竹の先を礎石につけ、柱に沿って動かしますと、写真のように柱に線が引かれます。この線が礎石の断面です。この作業を「光付け」と言います。この後、柱を抜いて加工します。
平成20年9月8日.南東より撮影.

鏡柱の「光付け」3

鏡柱の「光付け」3

光付け加工後、鏡柱と礎石がピッタリ重なり合いました。職人の腕の良さが判ります。同様に庭門東側の鏡柱や礎石に建つ他の柱の光付けを行い、作業場に持ち帰り、柱上部の加工に入ります。
礎石と接する箇所はこの部分だけですから、しっかり光付けが出来ていませんと建築中に傾いてしまいます。
平成20年9月8日.南東より撮影.

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