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小幡八幡宮拝殿の天井画

最終更新日:2016年06月23日

指定:平成4年5月15日   町指定重要文化財
所在地:甘楽町大字小幡1   小幡八幡宮
見学:毎週日曜日  午前9時~午後3時まで

50 小幡八幡宮拝殿の天井画

 小幡八幡宮(小波多(オバタ)神社)は、小幡陣屋の鬼門(東北の方角)封じとして、江戸時代初期の正保2年(1645)領内の高田村(現妙義町)より御神体、本殿ともに移し祀られた。
 拝殿は西向きで、間口3間半(6.3m)、奥行き3間(5.4m)、瓦葺きで、板囲い又は半格子及び板戸で、本殿口は2枚の半格子戸。
 天井は、格天井(木を直交させ四角格の格子に組んだ形)で中央に大枠(1.4m×1.4m)があり、周りに小枠(46×46cm)が90ある。
 天井画の画面は、枠材を除き41cmの正方形である。中央大枠内に龍が画かれ「法橋探雲行年72歳筆」の署名と落款(印)がある。四周外側36の小枠に藤原公任撰による「三十六歌仙」の極彩色(精密で、華やかな彩り)の肖像画に歌及び名が記されている。その他54の小枠には、花鳥・人物・動物類が画かれている。小枠の画はすべて中央の龍に向かい、龍は本殿に向かっている。
 画者の探雲(姓名は佐藤守照、享保9年~文化9年、1724~1812)は、江戸時代中期の人で野上(富岡市)の出身、江戸に出て狩野探信に就いて学び、花鳥画を最も得意とした。
 

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