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イタリア海外駐在員だより Vol.11

最終更新日:2016年04月02日

イタリア・チェルタルド市から海外駐在員の便りをお届けいたします

 甘楽町海外駐在員となったイタリア・チェルタルド市在住の稲葉美代子さんからの便りをお届けいたします。

 第11回は、「PASQUA(パスクア・復活祭)」のお話しです。英語では、イースターと呼ばれているものです。「復活祭」というのは、イエス・キリストが十字架の上で亡くなり、3日後に復活した日を祝うお祭りで、今年の復活祭=パスクアは3月27日(日)でした。パスクアは毎年日にちが変わる「祝日」で、「春分の日を過ぎて最初の満月の日の次の日曜日」となっています。
 パスクアに欠かせない伝統的なドルチェであるCOLOMBA(コロンバ)を駐在員が紹介してくれます。

 どうぞご覧ください。
画像:チェルタルドパノラマ 

コロンバ ~平和と希望のシンボル・イタリア伝統のイースターケーキ~

チェルタルド:春の田園風景Ⅰ

チェルタルド:春の田園風景Ⅰ

チェルタルド:春の田園風景Ⅱ

チェルタルド:春の田園風景Ⅱ

伝統のお菓子 コロンバ

伝統のお菓子 コロンバ

ふわっとした食感のコロンバ

ふわっとした食感のコロンバ

  甘楽町の皆さま ボンジョールノ(こんにちは!)

 毎月お届けさせて頂いておりますイタリア海外駐在員便りを読んで下さっている皆様ありがとうございます。季節や時期に見合う題材を取り上げ、少しでもイタリアのことやチェルタルドの様子をお伝えできるよう努めて参りたいと存じます。今後ともよろしくお願い致します。

 さて、春本番を迎え私が暮らすチェルタルドの街を囲む丘陵地も一面緑の草に覆われ、その斜面に黄色の野の花が咲き誇る美しい春の田園風景を満喫できる頃となりました。

 そんな中、去る3月27日(日)パスクア(イースター)のフェスタが到来しました。カトリック教国でもあるイタリアでは、クリスマスと並ぶ重要なフェスタとされており、その日は一般的に家族や親族又は親しい友人達と共に食卓を囲み団らんをして過ごします。食道楽のイタリア人にとっては、ハレのフェスタの日の正餐(せいさん)がやはり一番の楽しみのひとつ。食卓には羊肉料理をはじめ各地域に古くから伝わる伝統料理が登場しますが、そこに欠かせないシンボルであるコロンバというケーキをご紹介したいと思います。

 発祥は北イタリアのミラノ地方とされ、1930年代から急速に「長靴のつま先まで=イタリア全土まで」に普及しました。また誕生の由来は神話や聖人伝にまつわるという説と、ミラノにある有名な菓子製造会社が、クリスマス時期に活躍した菓子製造機械や材料をこの時期にも再び活用できるストラテジー(戦略)として考案したことによるという説があります。さらに、まるで鳥が翼を広げ飛ぶ姿をイメージしたコロンバの形は、カトリック教国イタリアでは平和と希望のシンボルの鳩を表現する形と言われており、復活の象徴とされる卵と共に大切な意味を持つ復活祭の食べ物であると認識されています。

 今年も伝統料理と共にこのケーキを食べたパスクアを過ごし、イタリアに暮らしていることを改めて心に実感した私であります。 
                                       
                                           
在イタリア・チェルタルド市
 
                                           甘楽町海外駐在員 稲葉美代子

 

 

稲葉美代子さんプロフィール

 愛知県出身。
 日本で大学院修了後、1997年シエナ外国人大学に留学、チェルタルド市に住み始め、以来チェルタルド市に在住。
 イタリア人男性と結婚し、現在は娘さんと3人家族。
 2013年チェルタルド市国際文化交流推進協会設立当初より入会。
 チェルタルド市で日本語講座を開催するほか、甘楽町との姉妹都市交流に携わって来た。
 2014年チェルタルド市の使節団団員として来町。
 2015年6月、甘楽町海外駐在員に任命。
 

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