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イタリア海外駐在員だより Vol.4

最終更新日:2015年08月19日

イタリア・チェルタルド市から海外駐在員の便りをお届けいたします

 姉妹都市イタリア・チェルタルド市在住の甘楽町海外駐在員 稲葉美代子さんからの便りをお届けいたします。

 第4回は、自家製トマトソース作りのお話しです。思わずトマトソースのイタリア料理を食べたくなってしまいます。
 どうぞご覧ください。

イタリアのおばあちゃん秘伝の味~自家製トマトソース作り~

重要食材の完熟トマト

重要食材の完熟トマト

鍋に入れ煮込みます

鍋に入れ煮込みます

裏ごしをします

裏ごしをします

トマトソースの出来上がり

トマトソースの出来上がり

 甘楽町の皆さま、残暑お見舞い申し上げます

 早いものでお盆も過ぎ、8月もあと10日余となりましたがいかがお過ごしでしょうか。
 イタリアでは、約1か月半も続いた記録的なアフリカ酷暑からようやく解放され、ここ最近、夜に虫の音が聞こえ始めたチェルタルド市です。

 今回のお便りで皆さまにご紹介したいと思いましたことは、イタリアの古き良き伝統食文化である、夏の自家製トマトソース作りについてです。ノンナ(おばあちゃん) 秘伝の味として世代を超えて家族に継承されてきたとても美味しいトマトソース。パスタだけではなく、肉や魚のトマト煮やピッツァにと幅広く活用できるソース。イタリア料理に欠かせない食材・トマト、真夏の太陽の味を想像させる旬の完熟トマトの味を、季節を超えて味わうための昔の人の知恵が凝縮した保存食であるといえましょう

 8月には、スーパーや八百屋さんの店先に写真のような山盛りトマトがお目見えします。1箱10kg。これがトマトソースに変身する重要食材であるため、しっかり赤くて硬い完熟のものを選ぶようにします。そして、その後はひたすらトマトとの格闘の始まり。まず流水でよく洗った後、うすい櫛形に切り、玉ねぎとバジリコを加えて煮ます。途中、灰汁を取りながら焦げないように気を付ける必要がありますが、煮えたら火からおろし、特性の裏ごし器を使って裏ごしします。これが手作業なので、相当の根気と忍耐を要求されますが、そこは負けないように食への情熱で頑張るのみです。そして小瓶に詰め、真空処理をして出来上がり。今年は10kgのトマトから合計25本のトマトソースができました。

 これは、留学生時代、ホームステイでお世話になった当時85歳のおばあちゃんから教えてもらった秘伝のレシピ。言葉もまだままならない私に根気よく優しく教えてくれたおばあちゃんに感謝しております。
 毎年夏にトマトソース作りをする私も、イタリアの伝統食文化に魅せられた一人であるからに他なりません。今後も夏が来るたび手作りのトマトソースを作りたいと思います。

 

                                 
                                   
在イタリア・チェルタルド市
                                   甘楽町海外駐在員  稲葉美代子

 

                                    

稲葉美代子さんプロフィール

 愛知県出身。
 日本で大学院修了後、1997年シエナ外国人大学に留学、チェルタルド市に住み始め、以来18年間チェルタルド市に在住。
 イタリア人男性と結婚し、現在は娘さんと3人家族。
 2013年チェルタルド市国際文化交流推進協会設立当初より入会。
 チェルタルド市で日本語講座を開催するほか、甘楽町との姉妹都市交流に携わって来た。
 2014年チェルタルド市の使節団団員として来町。
 2015年6月、甘楽町海外駐在員に任命。
 

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